それは、ちょっとコワイような「月」つながり

ここ二ヶ月程の間、全くと言って良い程音楽を聴かなかったんだけれども、一昨日の夜、フと無性に柴咲コウ(RUI)の「月のしずく」が聴きたくなる。

月のしずく

月のしずく

この数年来、友人Sと飲みに行ったりご飯を食べに行ったりした先では、何故か必ずこの歌を耳にしていた。「何か、不思議なの〜」なんて思いながら、フと気付けばCD買ってたんだよな。

思えば、この歌は「黄泉がえり」と言う映画の挿入歌だったんだよね。黄泉・・・あの世か・・・。そう思いながら改めて聴くと”そこはかとなく”哀しさが伝わって来るような歌だよな・・・と思うと同時に、偶然とは言えSに会う度にこの歌が流れていた事が何だか怖いような・・・。

昨日の明け方頃。
寝る前に「月のしずく」を聴いたせいなのか友人Sの夢を見た。夢は何故かモノクロで、色のないSが私の前に言葉も無く立っていたんだけれども、私は陽だまりの中で柔らかい何かに抱かれているような、とても穏やかで温かな気持ちだった。そんな何とも不思議な気持ちで目覚めた朝だった。

でも、何だろう・・・このモヤっとしたような感覚は・・・。
そうだった・・・。昨日はSの四十九日だったのだ。四十九日は、これ迄この世とあの世の間を行ったり来たりしていた故人の魂が、いよいよあの世に旅立つ日だったよな・・・。Sの夢を見たのはそう言う事だったんだろうな、きっと。悲しいかな、Sの四十九日を失念していた(ごめんなさい!)私を見かねてSは「ハズ・・・おいおい・・・」って思わず夢に出て来てくれたに違いない・・・(汗)

友人Sと会うと偶然とは言え必ず耳にした「月のしずく
偶然と言えば、Sが毎年北欧で製作していた作品のテーマは毎年「月」だった。
そして、私の名前には「月」と言う字が入ってる。単なる偶然とは言え、何?この「月つながり」は・・・(笑)

フと、旅先で夜空を見上げると、そこには自分が何時も見ているのと同じ月が浮かんでいて、ちょっとした感動を憶えた事を思い出した。