「なんか、ココって蛇頭の連絡所って感じじゃない！？」 「なんか、香港黒社会とか福建マフィアとかさ！！」十年位前になるんだろうか？ 横浜中華街の一角で”うらぶれた風味”とでも言うか、何とも独自なアヤシイ雰囲気が漂う建物を見掛け「目くるめく妄想の…

約半年ほど前の春の日。 私は、がらんとなった部屋で一人ぼんやりと春の風の匂いをかいでいた。殺風景な部屋とは裏腹に、流れ込む風はふんわりと暖かく、穏やかで、そして優しい。だからなのか、一瞬何とも言えない切なさが込み上げて来たのを憶えている。あ…

早いもので、再（厳密には再々か？）就職して一ヶ月が経過した。当初の予定では三ヶ月間と聞いていた研修だったが、「毎日誰かと同行だと（気分的に）疲れてイヤになるでしょうから」とか言う理由で一ヶ月（正味三週間）で終了。今週からは一人で仕事をして…

商品をキレイに陳列したり、POP等で売場を創作したりと、仕事を始めて最初の１週間は高揚感満載だった。嗚呼〜！終に適職に巡り会えたんだわ〜！！と。んがー、しかし・・・。 ２週目に入ると、胸の奥に「掴みどころのない、でもモヤモヤした何か」が芽生え…

「五年もの間”赤字運営”にもかかわらず、ただ、ひたすら”放置プレイ”だったんかいな・・・。で、アンタを始めとする管理職連中は何やってたんだよ。こんなん、あ、有り得んわな・・・」丁度一週間前。 「私はアナタとは違うんです！」とか”ほざいて”総理が辞…

子供の頃「人生ゲーム」と言う玩具があった。 遊び方は至ってシンプル。ルーレットをガーッと回して出た数字の分だけコマを進める双六ゲームだ。コマの進み方次第でお金持ちになったり、貧乏になったり、結婚したり、出世したりしながら”上がった”人からゲー…

「長く勤める気？」 「面接したの誰？」推定年齢40代後半、決して笑らない目で、早口且つまくし立てるように話す管理職の女性。むぅ…、なんか、感じ悪いぞ…。多分、この人意地悪だろーな。問責めが嫌だ…。彼女の話しは止まらない。「最近カフェは弛んでるか…

「計算問題は全てやっておられないようですが、前職は営業だったんですよね？営業でしたら、仕事上当然数字は付き物ですよね！？」先月末に中途入社の選考試験を受けた企業での面接のひとコマ。 算数の計算問題を全てスルーした事について、面接官からツッコ…

「職歴においても申し分ない経歴、又、取り組みに対し前向きな考えと熱意あるお方とお見受けいたしましたが、不採用と決定いたしました」少し前に面接に行った会社から、こんな不採用通知が来た。因みに前職とほぼ同業種。日々数字を詰める仕事は「もうやり…

「何でそこで共産主義とか社会主義とか言うワケ？挙句の果てに革命が起こればいい、とか。今日は意味不明発言ばかりで話にならんっ！」夜更けの居酒屋で、友人はマジで怒っていた。 冷静沈着で、頭が良くて、温厚な性格の友人を怒らせてしまったのは、紛れも…

「疲れおやじ」の次は「暴露おやじ」かいな・・・。 なんか、何気にツイてないぞー！もう、しっかしヘンなおやじに遭遇してばかりだぞー！どうなってるんだ、就活っ！一週間程前、と或るブランドの採用面接を受けた。 そのブランドの日本法人は発足して未だ…

”楽しい仲間がいっぱい♪カンタンなお仕事です♪” ”セールスではありません！電話での業務案内とPRです！” ”ヤル気次第で高収入可能！ガッチリ稼ぎたい人集まれ〜♪”いや〜いや〜！ と或る求人媒体に掲載されていた”テレアポ”募集の案件。その余りの胡散臭さ加…

「企業側としてはぁー、まずー、２０代しか希望しませんねぇー」 頬にニキビ跡の目立つ、髪の毛がパッサパサの、三十路前後と思しき女性社員は言う。 「企業が２０代に”拘る”理由は何なんですか？」と訊く私。 その質問に対する回答はこうだ。「年齢がー、高…

どうも先週から就活関係で接した”おじさん”たちのアドバイスに対して「それって、どうなんだ・・・」と判りかねている自分がいる。 因みに「疲れおやじ」の発言（愚痴）はアドバイスではないので論外ですが（笑）先週、先ずは北海道の（痛ーい）現状なんかを…

巷では「枯れおやじ」と呼ばれるおじさん達が若い女性達の支持を集めているんだそうだ。そんな”枯れおやじ派”の彼女達、巷では「枯れ専」と呼ばれているそうで。 [rakuten:book:12684072:detail]今となってはやや懐かしさ、いや、微妙な恥ずかしさ！？さえ漂…

北大の食堂で学生に混じりながらご飯を食べていたら、フと学生時代が懐かしくなる。（北大じゃないけどね、笑）学食ではよく「ミモザサラダ」食べてたよなぁ・・・。なんて思い出しながら北大構内をチャリでフラフラ。鮮やかな新緑が眩しい。でも、自分の心…

絶対に起こり得ない事なんだけれども、このトンネルを抜けた先には全く別の世界が目の前に広がっているような気がしないでもない。父島をはじめとする小笠原諸島が、第二次世界大戦中は戦場だったから、フとそんな気がしてしまったのだろうか。父島滞在最終…

高時給（北海道にしては、だけど）だから、と言うやや不純な動機だけで連休は北海道の地方都市で流通系カード会員募集の短期バイトをしてみた。で、この仕事・・・自分は猛烈つまらんかった・・・何か、会社からしてグダグダだったし・・・。折角グダグダ会…

父島で迎える最後の朝は、雨粒が木々の葉を叩く音と、波が絶え間なく打ち寄せる音と共にやって来た。午前５時半。未だどっぷりと宵闇に包まれた空の下、私は大村海岸に向かってフラフラと歩いていた。どことなく湿度を帯びた空気が漂うせいなのか、起きぬけ…

少しずつ、少しずつ橙色を帯び始める空。 少しずつ、少しずつ群青色を帯び始める海。大海原に飛沫が上がると、黒い背びれが海面に顔を出した。背びれがゆっくりと海面に飲み込まれて行くと、黒い尾びれが顔を出す。やがて尾びれもゆっくりと海面に飲み込まれ…

うねる波間から突然飛び出した鉛色の物体は、空を背景に放物線を描く。イルカ・・・。 ｷﾀﾜｧ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━!!!!聟島（別名：ケータ）ツアーのもう一つ、いやもう二つのお楽しみは、ドルフィンスイムとホエールウォッチングなのだが、聟島から嫁島に向か…

つい30分前までは罰ゲームかよ！！！とさえ思った海なのに、今この瞬間自分の目の前に広がるのは穏やかで信じられないような青色をした海。さっき迄の海と今の海が繋がっているなんて嘘みたいだ、と思う。何処からともなく渋い茶色をしたコアホウドリが現れ…

此処に旅の事や毒吐きなんかを書き始めて、そろそろ四年目を迎える。 あくまでプライベートな事柄を書いてる筈なんだけれども、それが情けないくらい呑気な妄想だった事を知り、脳ミソがドロドロになりそうだった数時間前の真夜中の自分。 「そして、Ha-Neul…

「うぅぅ・・・一体これは何の”罰ゲーム”で・・・」父島「とびうお桟橋」を出航して約１時間半。聟島列島のシルエットがぼんやりと見え始め出した太平洋上。ドッシャーン！と絶え間なく頭から浴びる、いや、かぶる苦味すら感じるくらいに塩辛い海水。容赦な…

うんと見上げる夜空。雲の隙間から見えるのはオリオン座。オリオン座って冬の星座だったよね、確か。子供の頃、北緯43度の街から見上げたオリオン座と見える位置がやっぱり違うような気がした。小笠原諸島が南にある島なんだ、と当たり前の事を改めて思う父…

昨年の冬の頃に観たドキュメンタリー番組。 老婆は”すっからかん”になった棚を見つめながらこう言った「仏様・・・ずっと昔からここにあったのに・・・仏様・・・」と。そこはチベットのとある村だった。青海チベット鉄道が開通すると、チベットで金儲けをし…

窓口の若くて優しそうな女子職員に確認する「あ、あの・・・コレって”月額”なんですか！？」と。優しそうな彼女は小声で言う「そうなんですよ・・・。札幌市は高いみたいで・・・」と。転入届けを出しに行った某区役所で国保関係の手続きをしたのだが・・・…

頭の中に、あの「奈良の騒音おばさん」の「引越しっ！（パンパン！）引越しっ！（パンパン！）」のフレーズが頼みもしないのにリフレインしている・・・。 思えば、あの騒音おばさん手首を効かせてエラいリズミカルに布団叩いてたよなぁ・・・。いや、どうで…

父島の主な見所を巡った後はコペペ海岸にて昼食。空は相変わらず不機嫌そうな灰色のままだ。 コペペ海岸の名前の由来は、昔コペペさんと言うお爺さんがこの海岸が好きでよく訪れていた事からそう呼ばれるようになったんだそうだ。コペペさんはギルバート諸島…

父島の宿で”まったりとした”朝の時間を過ごしていたら、突然携帯が鳴る（父島では、確かドコモとauの携帯が繋がるんだそうで）微妙にイヤな予感が・・・。電話はシーカヤックを申し込んでいたところからで、「今日は海況が悪いためシーカヤックは中止になり…