「疲れおやじ」に注意!!!

巷では「枯れおやじ」と呼ばれるおじさん達が若い女性達の支持を集めているんだそうだ。そんな”枯れおやじ派”の彼女達、巷では「枯れ専」と呼ばれているそうで。
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今となってはやや懐かしさ、いや、微妙な恥ずかしさ!?さえ漂う「ちょいワルおやじ」とは真逆のタイプと言ってもいい「枯れおやじ」オラオラ、ギラギラ全開の「ちょいワル」とは対照的に、ひっそりと野に咲く彼岸花のような「枯れおやじ」

今現在、自分自身或る意味一般社会と離れた状況にある事もあり(苦笑)残念ながら「枯れおやじ」なる人々には出会っていない。が、しかし、「枯れ」ではなくて「疲れ」おやじには遭遇してしまったんだよな・・・。

先週と或る会社の求人に応募したのだが、その会社にいたワケです「疲れおやじ」が・・・。

応募書類締切日の夕方、その会社から「是非明日会って話がしたい」と連絡が入る。普通、コレって面接だと思うよね、誰しも。で、翌日行ったワケです、よし!面接頑張るぞー!と。

「失礼致します!」とドアを開けると・・・そこには「影」も「幸」も、そして余談だが「頭髪」も薄い初老と思しき男性が。しかも、凄く疲れ切ったご様子・・・。げげぇ・・・と言う私の心中を知ってか知らずか、「疲れおやじ」はボソボソと、でも、猛烈な勢いで語り出した。しかも、何故か私の事を苗字じゃなくて名前で語る「疲れおやじ」

「○○さん(名前)は是非ウチに来て欲しい人材です。・・・が・・・○○さんの履歴書が着く前の日・・・たまたま本社から社長が来てて・・・早く履歴書が来ていた人を面接しまして・・・その場で新卒の未経験者に内定出しちゃって・・・」

はぁ・・・・!?

「疲れおやじ」の話を要約すると。
未経験且つバイト希望の内定者よりも経験者で即戦力になる私を採用したいのだが、それを社長に上手く言える自信がない(社長の機嫌を損ねたくない)んだそうだ。

・・・って、つまり何が言いたいんだ・・・!?

私が半ば( ゚д゚)ポカーン状態なのをいい事に、「疲れおやじ」の独演会は続く・・・。

「正直言って楽したい」「そんな頑張らなくていいから」「仕事の話(つーか愚痴だろ)を聞いて欲しい」「ウチはバリバリ仕事って感じじゃないから」などなど・・・ネガティブキャンペーン小一時間・・・。

「疲れおやじ」の話に相槌を打ちつつも、だんだんイラつき始める・・・。
売上減少が続いているのに、新規開拓もせず、催事の一つも取って来ないってさ・・・。言っちゃー悪いが、そんな努力一つしない仕事ぶりで、楽したいから採用したいって・・・何かさ、失礼だよな、すっげー不愉快。

採用の可能性はあるのか?と訊くと、力無く「何とも言えない」と言う「疲れおやじ」もう、ただただ「疲れおやじ」の愚痴聞かされるだけに呼ばれたのかと思うと、もう「ふざけんなーーーーーーっ!!!」ってさ。「お祈り」と共に履歴書と職歴書返してくれた方がどんだけマシだったかって。

会社を後にしてから二時間後、「疲れおやじ」から電話が。何かと思いきや、「社長に話をするのに、何て、どう言ったらいいかな、と思って」と・・・。

・・・そんなん知らんがなっ!!!(怒)
「採用していただければ幸いではございますが、ワタクシは一応募者ですので、採用についての遣り取りに意見出来る立場ではないと思っております。どのようにお話されるかは、こちらとしてはお任せするしかないかと・・・」電話を切った直後、猛烈に呆れてしまいましたとさ・・・(笑)


その後、「疲れおやじ」から勿論連絡は無い(笑)おそらく、社長の機嫌を損ねるのが怖くて話してないに違いない(笑)

他人様の顔色ばかり伺ってる人は、結局のところ知らず知らずのうちに溜め込まなくなくてもいい「疲れ」を溜め込んじゃうんだろな、とフと思った。