2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

この「感覚」は、当に恋愛そのものに似ている!

デリーを離陸後、一時間程して配られた「お世辞にも」美味しいとは言い難い機内食のスクランブルエッグを食べながら思う。 「一体何なのだろう?この感覚は」と。 全身の細胞が「ざわめく」ような、血液が「沸騰」するような、そんな感覚。まるで恋愛の「初…

早朝の土産物屋で彼は言う「これはいい。買え」と。

早朝5時、インディラ・ガンディー国際空港の土産物屋で、私はCDを選んでいた。既に手にしている2枚はそれこそ「勘」で選んだもの。あと1枚を選びかねている私に対して、土産物屋の兄ちゃんは私に「2回目」のアドバイスをくれたのだった。アドバイスの内容は1…

この地球上の何処にも「安全と水はタダの国」なんて存在しない。

「ところで、インドって治安はどうなの?余り良く無さそうだよね・・・」 何処に行くの?との質問にインドと返答すると、こう訊かれる場面が多々あった。カシミール問題やムンバイでの爆破事件にデリーでのテロ未遂事件があったからだろう。それに、治安とは…

朝カレースープ、昼野菜カレー、夜チキンカレー。

「食べれていいわねぇ・・・」 三枚目のナンを手にする私に向かって、向かいの席に座る50代と思しき女性は 小さく肩を落としながらそう呟いた。 「体調でも悪いんですか?」と訊ねると、彼女は更に肩を落としながら言った。「カレーもそうだけど、辛い物が苦…

それを「恐怖」と思うか「スリル」と思うか。

私は、暫し「その理由」について考えていた。田園風景が延々と続くインドの 田舎道をひた走るバスに揺られて。渋滞しているワケでも無い。人が横切っているワケでも無い。牛が道の真ん中 に寝ているワケでも無い・・・・なのに「ひっきりなし」にクラクショ…

トコロ変われば事情も変わるもの。

トイレのドアを「そーっと」開け、入り口で中の様子を窺う。 「もしかして、ツイてるかも!」と、一歩中に踏み込んだ瞬間、奥のトイレの ドアが開き「ナマステ〜」の声と共に女性が登場。 「ひ、潜んでたんかい!?」時既に遅し・・・私は彼女に10ルピー札を手…

たとえその言語が「一言」たりとも解せないとしても

「何かお困りですか?」 ロビーを歩き廻る私を見て、彼は流暢な英語でそう問い掛けて来た。 流石「五ツ星」ホテルだ。程好くフレンドリーな笑顔も忘れてはいない。 宿泊客に対するサービスは徹底されている。実際のところ、ウロウロしていたのだが「ウロつい…

物売る人々。物乞う人々。

ソウルのロッテデパートの地下食品売り場で、次から次へとキムチの試食を勧めるアジュモニ(おばさん)も、二木の菓子(と、記憶している)で最初は3 袋だったお菓子を1袋、2袋と積み上げて行き最終的には6袋程になった山を 「ハイッ!千円!」と叫ぶお…

混沌、喧騒、乾いた青い空。ジャイプール

アグラから離れるにつれて、景色は岩盤で出来たような山や、土埃の舞う乾いた大地へとその姿を変貌させて行った。ラジャスタン州は砂漠からなる大地らしい。 作物を栽培するのには不適合とされるその大地には時折、羊やヤギの群れ も見られたりする。そして…

日中最高気温摂氏40度。デリーからアグラへ

外へ一歩踏み出した瞬間、何とも言えない熱気が私の両腕に 纏わり付いて来た。 そうか・・・私は今インドにいるんだったと認識する。バスに乗り込み車窓から街の様子を眺めてみると・・・ 早速いました!牛、牛、犬、そして牛(笑)ここは当にインドなんだ(…

香港国際空港25番ゲートにて

まるで、九龍の街中に「堕ちて」行く様な錯覚に駆られる啓徳空港の方が 好きだったのは、おそらく私だけではないだろう(笑)香港国際空港25番ゲートには、これからデリー(広東語表記:徳里)に 向かう國泰航空(キャセイパシフィック航空)の搭乗を待つ人…