目の前には枝サンゴの森が広がる

父島の主な見所を巡った後はコペペ海岸にて昼食。空は相変わらず不機嫌そうな灰色のままだ。

コペペ海岸の名前の由来は、昔コペペさんと言うお爺さんがこの海岸が好きでよく訪れていた事からそう呼ばれるようになったんだそうだ。

コペペさんはギルバート諸島出身なんだそうだが、小笠原には欧米やハワイ諸島ポリネシア出身の人たち(確か、19世紀には捕鯨の中継地としていろいろな地域の人たちが渡って来たんだったかと)も昔から暮らしているんだそうだが、第二次大戦後(戦後何年かの間はアメリカ統治下。小笠原は今年返還40周年らしい)はアメリカに渡った人も多くいるんだそうだ。

昼食の後は、翌日のドルフィンスイムに備えて初シュノーケリング
シュノーケリング初心者と言う事もあり、場所は小笠原海洋センター前の製氷海岸で行う事に。(風が強い日でも、ここは比較的波が穏やかなんだそうだ)この海岸には枝サンゴが群生しているらしい。

渡されたウェットスーツは肘から先と膝から下が出るタイプ・・・。さ、寒くないのか・・・!?(汗)準備体操をし、シュノーケルとフィンの使い方を教わった後、いざ海へ!

カニ歩きで一歩ずつ海の中に入る。意外にも水温は高いらしく、海水は全然冷たくない!!むしろ、温(ぬる)いと感じるくらい!!腰位迄海に浸かったところで海面に顔をつけてみると、陸から見る海とは別の世界が広がっていた。

目の前に広がる枝サンゴの森。黄色や青色や縞模様の魚たち。もう既に足なんか全然着かないところを泳いでいる筈なんだけれども、不思議と怖いと言った気持ちは湧いて来ない。魚たちも全然逃げないどころか、直ぐ目の前をヒラヒラと泳いでいたりして、凄くカワイイんですよ〜〜〜!!!ただ、この日は風が強かったせいでいつもより海中が濁っていたらしい・・・。

一頻り枝サンゴの森と魚たちを堪能し、初シュノーケリング終了。程好い温さの海とは対照的に、陸に吹く風は微妙に冷たく・・・。宿に戻った後、熱めのシャワーを浴び、前日に続きこの日もホライズンドリームに温かいコーヒーを飲みに行ったのだった(笑)