2008-01-01から1年間の記事一覧

小笠原の旅の途中ではありますが

結論から言うと、小笠原の旅では残念ながらイルカと泳ぐ事が出来なかったワケです。(彼らは野生の動物なので)太平洋の荒波を優雅に泳ぎ、ジャンプを披露してくれるイルカたちは本当に魅力的ないきもの。で、やっぱりどうしてもイルカと泳ぎたい気持ちが捨…

「ボニンブルー」の海を見ながら

父島で初めて迎える朝は、それは静かにやって来た。微かに聴こえて来るのは心地良い鳥の囀り。 むぅ、何時もの朝と何か違うような・・・。あ!そうか・・・カラスの鳴き声もスズメの鳴き声も聴こえない。そう、小笠原諸島にはカラスもスズメも存在しないのだ…

「ぎょさん」で父島をフラフラ

寒い、寒い、と言ってはいるけれども、足元は素足に「ぎょさん」で父島をフラフラしている自分。何だかんだ言っても、素足にサンダルで歩けるのだから父島は東京から1000km離れた太平洋に浮かぶ南の島と言う事なのだろう。父島滞在中は期待に応える活躍ぶ…

雨の小港海岸を”ぎょさん”でダッシュ!

それこそ気紛れに、唐突に、幾度となく降り出す雨。 南国のスコールとはやや違う顔を持つ雨を、小港海岸のベンチに腰掛けぼうっと見つめる。吹く風は冷たく、そして空は相変わらず灰色だ。昼食をとるため宿を出るや否や雨が降り出す。 スコールのように潔く…

南南西へ26時間半。群青色の海と曇り空の父島。

おが丸で迎える朝は唐突にやって来た。 「おはようございます」と言う船内アナウンスと共に。朝6時。目覚まし代わりの船内アナウンスと同時に船内の照明が点灯される。相変わらず揺れている船内に運行状況が説明される。鳥島付近を昨夜午前1時35分頃通過し…

時化の太平洋。おが丸は南南西に向かって進む!

もう、先程からずっと背中の位置がほぼ一定間隔でズレては戻る・・・。 もう、殆ど眠ってしまっている脳ミソが悟る「太平洋は時化てるって事さね」と。午前10時。 おが丸は定刻通り竹芝桟橋を出航する。思いっきり不機嫌そうな灰色の空と、その空から落ち…

船に始まり船に終った旅

「行ってらっしゃい」の大合唱に見送られ、おが丸で父島を発ったのが昨日の午後2時。そして26時間半後、自分は竹芝桟橋で夕暮れの空を見上げていた。6日間の小笠原の旅から戻る。 一日以上船に揺られて(実際は”揺られて”なんて微笑ましいモノではなかったワ…

絶対必需品「アネロン」

ふぅ、恒例の旅前日準備が”ほぼ”終った。んがーしかし! 海外の旅でもバックパックの半分くらいにしかならない荷物が、今回はバックパックの三分の二くらいを占めてるって・・・。確かに水着やら、おが丸での万が一に備えて「リバース袋」やら、大判のタオル…

雪国ではおそらく活躍しそうにない乗り物を見る

場所は新宿の交差点。自転車なんだけれども見慣れない乗り物に、ややヨロめきながら乗った男の人が横断歩道を渡って行く。渡りきった所で、男の人は屈みこむような姿勢でその乗り物を・・・な、何と、あっと言う間に”たたんで”しまったのだ!そして、男の人…

すぐそこの未来と現実と

フと気付けば、来週の今頃自分は小笠原にいるワケでして。生まれ故郷の札幌は、一番近い海が鉛色をした日本海だった。北海道では、オホーツク海の色も太平洋の色も日本海と同じ鉛色をしている。鉛色の海ってどことなく物悲しいんだよねぇ・・・。そのせいな…

「ロンドンスポーツ」で舞い上がる

小笠原の旅が決まった直後、唐突に「ジャージ」が欲しい衝動に駆られる。「船旅にはジャージだっ!!!」ジャージと言っても、街でも着れそうな小洒落たスウェット風とかじゃなくて、体育館で思いっきりスライディングしたらヒザの部分が溶けてしまうような…

一粒で三度美味しい「ひつまぶし」

一膳目は「そのままで」 二膳目は「好みの薬味を添えて」 三膳目は「お出汁をかけて」”美味しいいただき方”に倣っていただいた「ひつまぶし」 お、美味しいじゃないかー!引継ぎのため最後の名古屋地区出張。フとこの二年一寸の間に「ひつまぶし」を一回もい…

東京から25時間半。交通手段は船の旅

日本からトランジットを含めて飛行機に25時間乗れば、一体何処まで行けるのだろう。南アフリカ?アルゼンチン?いずれにせよ、途方もなく遠く迄行ける事は確実だ。会社を辞める事になり、ある程度長期の休み(全部ではないけれども有休を取るので)が取れる…

蔵の町でカレーを食べ損ねる

昭和な香りが漂う「ナワテ横丁」の看板に誘(いざな)われフラフラと小路を歩いて行くと、やたらと混んでいる店に出くわした。「家政婦は見た」の市原悦子みたいに(怪しい・・・)ウィンドー越しに中を覗いてみると、人ごみの間からケーキが見える。嗚呼、…

街角で垣間見た昭和

「昭和って時代は、着実に過去になりつつあるんだわな・・・」と思いながら立ち尽くす視線の先には妙〜に昭和の香り漂う看板が。「ファミリーパブって何だよ!?」と思いながらも、ついつい心惹かれてしまった「ナワテ横丁」の看板。まるで時代が平成になっ…

白と黒。光と影。

遠い昔、戦国の世に生きる人たちは格子窓から射し込む光をどのような思いで目にしていたのだろう。その眩(まばゆ)さに希望を見たのか、それともその影に絶望を見たのか。光と影が織り成す世界は、明日をも知れぬ世を生きた人たちの希望と絶望をそこはかと…

見た目は地味な「田舎そば」

田舎そば一杯1,500円也。 「むぅぅ。コレって決してお手頃とは言えない価格・・・」と”うっかり”脳内で呟く自分が小市民&貧乏風味ってちょっぴり情けない・・・。松本の街をフラフラ歩いていると空気がきりりと冷たい事もあり、やはりと言うか温かいものが…

今年もよろしくお願いします

年末年始の札幌は、何だか拍子抜けしてしまう位に雪が少なく、そして寒くもなかった・・・。帰省時、会った人皆が「(会社を辞めた後は)暫くはゆっくり過ごすといい」と言ってくれた。一般的には、「トシもトシなんだから早いとこ仕事見つけないと!」と言…