本当の自分は、何があっても失ってはいけない。

MALENA2005-02-16

降り注ぐ雨も、吹く風も、空気さえもが「ここは北の島!?」と思わせるくらいに冷たかった今日。二月も半分が過ぎたとは言え、まだまだ冬かぁ・・・。嗚呼、南の方に旅に出たいなぁ・・・。

どうして私は旅に出ようと思うのだろう?
日記を始めた理由も、旅の事を記録として残したかったから。旅先で自分が感じ取った全ての事を、自分の言葉で残してみたかったから。旅の事を書く時はスラスラと文字が浮かんで来るけれども、ツライ事柄を書く時は正直言って指が動いていない時間が多かったりもする(笑)でも、私は書く。旅をする私も、楽しい私も、悲しい私も、何かをしていても、何かをしていなくても、それは全て「私」なのだから。書く事は私の意志。

自分の意志をどこかに置き忘れたまま過ごしてしまったこの数ヶ月間。
この数ヶ月間の日記を改めて読み返してみると、何だか不平不満満載で我ながら恥ずかしくなってしまった(笑)この期間に、ほんの一握りの意志の欠片を持ち得ていたならば、ここ迄「満載」にはならなかっただろう・・・。

そして、私は意志を置き忘れてしまった事によって皮肉にも大切な事に気付く事となる。
意志を持たないがために、本来の自分には有り得ない、考えられないような自分になってしまっている事に気付かずにいた事を。まるで悪い夢でも見ていたんじゃないか、とでも言えるような。「自分を見失う」とはまさにこの事に違いない。に、しても・・・見失って初めて、見失っていた事に気付く自分って・・・どうなんだろ・・・(苦笑)

自分自身を見失なってしまった事によって「失って」しまった「自分」はもう戻らない。でも、失ったからこそ得る事の出来る「自分」がきっとある筈。そう思うと人生って「楽しいじゃない!」と思えてならないのだ(笑)