休日のテヘランから空路シラーズへ。

MALENA2005-05-09

旅2日目。
この日はテヘラン市内を観光後、国内線でシラーズに移動。
ゴレスターン宮殿、アーブギーネ(ガラス)博物館、サアダーバード宮殿博物館、絨毯博物館に行く。

イランはイスラムシーア派が人口の大多数を占める国だ。イスラム教の休日は金曜日。4月29日は金曜日だった事もあり、海抜1,500〜1,600mに位置し、四方を4,000m級の山々に囲まれた首都テヘランは、どことなく寂しいとさえ思える静けさが漂う。喧騒に満ち溢れた街を想像していただけに、休日とは言えこの「おとなしさ加減」にはちょっぴり拍子抜けだ。そう言えばアザーン(礼拝の時を告げる詠唱)も聴こえて来ない。

後に知ったのだが、スンニ派の礼拝は一日5回だがシーア派は3回。そして、ここイランではそう頻繁にアザーンは流れていないのだそうだ。

とは言うものの、黒いチャドル(頭から足迄をすっぽりと覆うマントのような服)を纏った女性たちを目にする度に此処はイランなんだ、と言う実感が湧いて来たのは言う迄もなく。

ゴレスターン宮殿の売店(お土産屋)で、不覚にも買い逃してしまったモノがある。それはイランの古い切手のシート帳!(笑)もの凄く心が傾いたのだが「まぁ、焦らなくても他でも売っているだろう」と思った私。何て浅はかだったのだろう・・・。その後、短いイラン滞在中にそれと同じモノには二度とめぐり合う事は無く・・・(涙)やはり旅先での買い物の鉄則は「閃いた時に買え!」なのだ。にしても、ちょっとマイナーですかねぇ、切手シート帳・・・。子供の頃、外国の切手やコインを嬉々として集めていた過去があるんですよ、私・・・(笑)

午後9時の便でシラーズに移動。
この日の夕食は、空港の目の前のあるレストランでサッカー中継をBGMに「チキンケバブ」を食べる。料理を作る人も運ぶ人も、どうやらサッカー中継が気になって仕方ないらしい。体は仕事しつつも、目はどうにもテレビの方を向いている(笑)

テヘランからシラーズ迄は約一時間半のフライトだった。
国内線であるにもかかわらず、ちょっとした機内食が出る。イラン航空って気前いいなぁ(笑)
午前零時近く、シラーズのホテルに到着する。さあ、明日は世界遺産ペルセポリスが待っている!