その単語は、日本語であってペルシャ語でもある。

MALENA2005-05-23

イスファハンのチャハール・バーゲ・アッバースィー通りをソフトクリーム(チョコとバニラのミックス)片手に(つまり歩き食い、笑)歩いていると、突然5〜6人の女の子のグループに「ハロ〜!」と声を掛けられるや否や取り囲まれる。何の前触れもなく、突然うら若き女子にキャーキャー言われながら取り囲まれるなんて、何だか妙〜に気恥ずかしいような・・・(笑)

猛烈な勢いで質問攻めに(笑)何処から来たの?えーっ!日本!アタシ、「おしん」見たよ!おしんはサイコーね!おしんの旦那さんはリューゾーって言うんだよね?ね?ここにはいつ迄いるの?今夜テヘランに行くんだ。などなど。とにかく彼女たちは凄くフレンドリー且つ凄く元気!(笑)

彼女たちは大学生らしい。お互い簡単に自己紹介なんかして、丁度持っていた「地球の歩き方」の後ろの方に載っていた「旅の会話」のページを見ながら、ペルシャ語の発音を教えてもらうものの・・・。ペルシャ語の発音って結構難しい!一つの言葉に付、三回は発音の指導を賜ったような・・・(苦笑)逆に彼女たちは、アクセントにややクセはあるものの「こんにちわ」「ごきげんいかが?」等の単語は一回で発音出来ちゃったくらいにして・・・(笑)

ちょっと発音が難しいペルシャ語だが、意外にも日本語と同じ意味、発音を持つ単語があるらしい。「是非」と「ちゃらんぽらん」がそうなんだそうだ。使われ方としては、「是非」は日本語と同じだが、「ちゃらんぽらん」については日本語が人や態度に対して用いられるのに対して、ペルシャ語は物や状態に対して用いられるんだそうだ。例えば、家具のつくりが良くなければ「この家具は”ちゃらんぽらん”だ」みたいに。

かたちあるものだけではなく、言葉も西アジアからシルクロードを伝ってアジアの東の果てに齎されたのだろうか。そう考えると、私はシルクロードのスケールの大きさに今更ながら心が躍らずにはいられないのだ。