さて、どうなる?

それは今日の夕方の事だった。

同じチームの男性社員本人の口から来月の十日付で会社を辞める事を告げられる。
・・・現時点で、後任も何も決まってないじゃん!?

彼曰く、後任が決まってない事もあり、引継ぎも何もないままに会社を辞める事になるんだそうで・・・。何でも来月早々にまたしても大幅な異動があるんだそうで。

んぁー!もう!またかよ。

猛烈にゴタゴタの予感、大・・・。
正直言って、前回の異動で私は担当が全替えになっているので、ハッキリ言って今回ばかりは勘弁して欲しい。現在の担当に彼の担当を加えられる事すら嫌だ。前回マイナーチェンジで済んだ人間や、長いこと同じ地域や担当を持っている人間が今回は貧乏クジを引く番じゃないの、と意地悪心が猛烈に頭をもたげる。

そんなこんなで、我ながら情けない話なのだが、旅の事を考える気力すら湧かないくらい(これは私的にはとても忌忌しき事態なワケで)すっかりテンションが急降下してしまったワケで・・・。異動の内容によっては最悪旅どころじゃないかも知れないしさ。

それにしても、今回の件についての上層部の対応のマズさにはただただ呆れるばかりだ。
彼は以前から退社する意向を伝えていたにもかかわらず、何が理由かはさっぱり理解出来ないが、今の今迄後任すら決める事の出来ない人たち。もう「無能」とは当にこの事だわ・・・。

とてもサバサバとした晴れやかな表情で彼はこんな事を言っていた。年齢的にも転職するにはギリギリだったし、と。常日頃、ずうずうしくも年齢は無視して過ごしていた自分ではあったが、いろいろな意味で現実と言うものを突きつけられたような、そんな気がしてならなかった。