アイヤ〜!何故今更「李小龍」だったのだろう・・・

MALENA2004-06-01

唐突に目が覚めた私は、座席前のモニターを飛行データの画面に切り替えた。香港到着迄あと50分余。予定通りに目が覚めたようだ。香港の入国カードと健康申告書を書く。今しがた配られた「お世辞にも」美味しいとは言い難い、チキンが挟んである冷たいコチコチのパンを食べながら(笑)そして、私は時計の針を2時間30分進め、午後2時30分香港時間に合わせた。

香港を訪れるのは、確か2年ちょっと振りだ。今回は乗り継ぎの為に1泊し、明日の朝には香港を発つ。半日位しか滞在しないので「訪れた」とは言えないかも知れない(笑)気温40度のインドから来たせいだろうか?気温28度湿度85%の香港がやけに「肌寒く」さえ感じる。

DFSでの買い物に割り当てられた1時間を、私は自分の行きたい所に行く時間とする事に決めていた。信号無視で廣東道(カントンロード)を横切り、半島酒店(ペニンシュラホテル)でチョコレートを買う(ここのチョコレートは本当に美味しいので、この上なく好きだ)次に、裕華國貨でライチ味の紅茶等々を買い、そこから50m程先のHMVでVCD3枚、CD2枚を買う。一番時間を費やしたのはHMV(笑)VCDコーナーで「舞い上がって」いた割には、何で英雄(HERO)や、新作コーナーにあったとは言え李小龍ブルース・リー)のVCDなんか買ってしまったのだろう・・・無間道Ⅱが唯一「救い」と言えなくも無いが(笑)
CDも新作コーナーの中から「コレは!」と感じた2枚を選ぶ。「アタリ」である事を願いつつ(笑)

香港観光の「超定番」百万ドルの夜景は、私的には1回見ればもう充分(笑)
ビクトリア・ピークからホテルに戻る道中、ガイドの呉さんは言った「日本でアナタ変わってるわね〜と言われる人は、香港に住むといいですよ」と。思わず「アレ!?コレってアタシの事か!?」と思ってしまった(笑)確かに、日本人とは比べ物にならない位「自己主張」の激しい香港人の中でも、私は「どうってことなく」暮らせそうな気がしてならない(或る意味、香港人に勝るとも劣らぬ自己主張型人間とも言えるのだろう・・・)

9時過ぎに上環(ションワン)のホテルに着き、部屋に荷物を置くと直ぐに私は付近の探索に出掛けてみた。マンションや惠康(ウェルカム:香港の至る所で見かけるスーパー)やマクドナルドや薬局や食堂が立ち並び、香港の日常生活が垣間見られる。食堂の店先にはギトギトに輝くチャーシューが吊るされており、何とも美味しそうな光沢を放っている。こんな事なら、夕食を軽めにしておけば良かったと暫し後悔の念に駆られる羽目に(笑)飲み物を買う為に立ち寄ったコンビニで、ついでに雑誌2冊も購入。その後、ホテルに戻りテレビをつけたらイキナリやっていた時代劇を見ながらマンゴージュースを飲む。今日買った物や荷物の整理をし、それはそれは「地味」に過ごす香港の夜はこうして更けて行った。