そのブームの陰には一体何が「隠れて」いるのだろう?

MALENA2004-06-27

昨日は、ブラザーフッド公開初日特典だったのだろうか?チャン・ドンゴンウォンビンの2ショットサイン入り生写真を貰ってしまった。美形二人が並ぶ写真。何だか密かに嬉しかったが(笑)

兄役のチャン・ドンゴン。「チング友へ」で見せた圧倒的存在感と凄味のある演技が印象深かったが、今回は「男っぽさ」が凄い。男っぽさがもの凄くカッコイイのだ。ぱっちりと目が大きいので「甘系」の顔に思われがちだが、黒目に力があって強いので、決して甘系には留まらない。「男たちの挽歌(英雄本色)」一作目の周潤發(チョウ・ユンファ)を彷彿させる。今後、更にスケールの大きい俳優になって行く事は間違いないだろう。

弟役のウォンビン。この映画で役者としてのキャリアが確実にアップしたと言えるだろう。微妙な感情の変化を、繊細な目(眼差し)の演技で表現していた。私的には、やはりウォンビンが涙するシーンが好きだ。ぱっちりとした目から涙が流れ落ちる。涙を浮かべたり、溜めたり堪えたり。どのシーンの涙も「無垢なもの」に見えてしまう。涙を流す表情も美しいウォンビン。そろそろ兵役についてしまうらしいので、暫くその涙を見られないのは残念だ。ところで、ウォンビンと言う芸名は、既にアジアでの活躍を視野に入れて付けた名前だろう。特に中国語圏で馴染み易い(発音し易そうな)名前だ。因みに本名はキム・ドジンと言うらしい。何だか顔と一致しない名前に思えてしまうのだが・・・

今、日本では空前の韓国俳優ブームだそうだ。火付け役は勿論、ヨン様ことペ・ヨンジュン(少々年齢高め!?の女性にファン多し)それにウォンビンイ・ビョンホンチャン・ドンゴンが加わり韓国俳優の「四天王」と呼ばれているそうだ。他にも、冬のソナタではペ・ヨンジュンの言わば敵役サンヒョクを演じたパク・ヨンハが来日し、公開ライブを開催したところ何と五千人ものファンが押し寄せたそうだ。何故、今そこ迄韓国俳優なのだろう?私的には、どうやら「男っぽさ」もその要因なのではないかと思えてならない。ペ・ヨンジュンウォンビンが男っぽい!?と思うかも知れないが、結論から言うと多分「男っぽい」のだ。「男っぽい」=「俺に付いて来い」や「喧嘩が強い」では決してない。芯の強さや、いざと言う時には頼れる強さと優しさを同時に持っている人と言うか、器の大きさや懐の深さと言うか。そんな雰囲気が「見え隠れ」している人が「男っぽい」人なのではないかと思う。と言う事は或る意味「元気な」日本女性が、何だか「元気の無い」日本男性に愛想を尽かして来た結果とも言えたりするのだろうか!?日本女性の価値観が「アジアン・スタンダート」化して来たのだろうか?そう言った意味に於いて、価値観等がボーダレスになる兆しが見え始めている事は、私的には「好ましい事」だと思う。しかし、日本に於ける韓国俳優ブームの裏にはまだ何かしら「隠れて」いるような気がしてならない。私としては、日本男性だってまだ「元気」だと思っているのだが・・・確かに「男っぽい」人は減少していると感じてるけどね(笑)