ワイルドな人大歓迎!

MALENA2004-07-06

午前中、デスクワークをこなしながら後輩の蛙君と月9ドラマ「東京湾景」の話になる。「和田聡宏って滅茶苦茶カッコよくない?」と些かハイテンション気味の語りが入る私に対して蛙君は言う「ウチの奥サン、あの人出るならもう見ないって言ってました」と。えっ!?和田聡宏が出るなら見ない!?何でも蛙君の奥サンは、所謂「王子様系」がタイプらしい(柏原崇が好みなんだそうだ)故に「ワイルド系」は大の苦手との事らしい。ここで私は全く別の意味で「ハッ」とする事となる。
「カッコイイだけじゃなく、何でワイルドって言葉もっと早く思い浮かばなかったんだろう!」と。

私は「どうにも」ワイルドな要素を持ち合わせている人に惹かれてしまうタイプでもあるらしい(笑)張震チャン・チェン)も臥虎蔵龍(グリーンデスティニー)の「ワイルドさ加減」に一目惚れしてしまったくらいだし、ワイルドな風情が漂う人には自然と目が行ってしまう(笑)それなのに、この言葉を頭の何処かにしまっておいたままにしていたなんて!それは、もしかすると私自身の持つ感覚が「ヌルく」なりかけていたのかも知れないと思うと、少しばかりショックを受ける。何よりも「持ちたくなんかない」と思って止まない「ヌルい」感覚。私的にこれは「非常に」よろしくない。今、この時点で「気付けた」と言う事はギリギリで「セーフ」だろう。ヌルい状態に「どっぷり」と浸かってしまうと、ワイルドって言葉に脳の神経細胞が「反応」すらしなくなってしまうに違いない。

「本物」のワイルドな人は文句無しにカッコイイが、ワイルドを「装って」いる人や、「なんちゃって」ワイルドな人は少々「イタい」気がしてならない。どことなく、全てに於いて「中途半端」なニオイに満ちていそうな気さえする(笑)本物のワイルドな人は、例えば一人旅をしたり、リストラの影に怯えたりもしないし、集団に属する安心感を必要としていなかったりするのだろう。他人を当てにしないで、自分の力で生きて行ける人とでも言うのかな。決してヌルい状態に身を置く事を好しとしない人。ただ、私は「なんちゃって」の人達を何故か憎めない。ワイルドに気付く事が出来ただけ「いい」と思えるのだ。どんなに微量であったとしても、ヌルさにどっぷりと浸かる事を「拒否」する気持ちさえ持っていれば、間違いなくヌルくなんかならない筈だから。

ワイルドな男が一人で旅に出る日、穏やかな笑顔で「行ってらっしゃい」と言って送り出してみたいものだ(笑)