旅が私を呼んでいる!

MALENA2004-07-07

数週間前迄、ハワイツアーの帰りの飛行機が取れていなかった筈の蛙君だったが、いつの間にやら取れていたらしい。蛙君夫妻は本日ハワイに向けて旅立った模様だ。あれ!?他人の旅の事語ってる場合ではない筈だ、私自身!!

ここ2〜3日、私の全身の細胞が昼となく夜となく「ざわざわ」している。
どうやら、数日前の夜に聴いた「音」がその原因らしい。その「音」とは、旅好きの人が旅先で録音したさまざまな音達。それをネット上で公開してくれている何とも素敵な人がいたりするのだ。
教会の鐘の音。街の喧騒にクラクション。何気なく交わされているであろう会話。祈りの声。レールを刻む列車の車輪。スコールと雷。犬の鳴き声。鳥の囀り。空港のアナウンス。奏でられる楽器。歌声。たとえ訪れた事の無い街であったとしても、目を閉じると何故かその情景さえもが浮かんで来る程に「魂を与えられた」音達。この音達を製作してくれた人には心から感謝したい。何て素敵な事をしてくれたんだ!と。この音達を何度も聴いてみる。全身の細胞の「ざわめき」が止まらない。旅に出たいと思う。と同時に何故か「切なさ」さえも憶える。何故だろう?

初めての街を訪れた時、私は街角に立ち静かに深呼吸しながら空を見上げる。どんなに陽射しが強くても。どんよりと曇っていても。雨が降っていても。雪が舞い落ちて来ても。風が髪の毛を乱しても。そして、自分の両足が確かにその地面を踏みしめていると言う感覚を覚えると同時に、私の目が、そして耳が街の情景を捉える。さまざまな光景が、音が一気に洪水の如く押し寄せて来るその瞬間が、私は何よりも好きだ。何物にも代え難い瞬間。私にとっては、何処かへ行くと言う行為に特別な意味は無いように思える。さあ!旅に出るぞ!と言う気負いもおそらく無いだろう。何処にいようとも、私は私。いつものように笑い、いつものように考える。いつもの私がいる。ただそれだけ。

今日ランチのために入ったインド料理の店が、私の全身の細胞の「ざわざわ感」を更にパワーアップさせてしまったようだ。テレビからは、思わず踊り出したくなるような音楽映像が流れている。加えてスパイスの効いたカレーの香り。そして思う。「多分、私はインドに呼ばれているに違いない!」と(笑)

会社に戻るや否や、こっそりとネットでインドツアーを検索してみる。候補に挙げていたツアーに問い合わせフォームを送信してみる。帰宅後、早速返信が来ていたのだが・・・何と第一希望の日は既に予約でいっぱいらしい。第二希望なら予約可能との事だが、料金にエラい差が出てしまう。さて、どうする?第一希望日の予約にキャンセル待ちが入れられるかどうかと返信してみる。結果は如何に!!と言ったところだろうか(笑)早めに予約を入れなかった自分が悪いのだ。駄目なら他の手段を考えるしか無いだろう(笑)にしても・・・お盆休みとは言え、案外インドって人気あるんだね(笑)