私的には、シネコンよりも映画館。

MALENA2004-07-13

日経スペシャル「ガイアの夜明け」と言う番組で、ビジネスと言う観点から見た韓国映画についてが先程迄放送されていた。そう言われてみると「シュリ」以来、韓国映画が元気だ。もしかするとアジアの中で今一番元気がいいのは韓国映画なのかも知れない。少し前迄なら香港映画が占めていたシェアを、今は韓国映画が占めていると言った感じだろうか?タイ映画やイラン映画なんかもある程度安定した上映がある。(私の住む街に限っての話だが・・・)いずれにせよ、様々な国の映画が観られると言う事は、私的には嬉しいと言えるが(笑)

昨年の春、私の住む街に大規模なシネコンがまた一つ登場した。
それを期に、繁華街のあちらこちらに点在していた従来型の映画館が一つ、また一つと姿を消して行った。私の住む街ではもう手書きで描かれた大きな看板を掲げた映画館を目にする事は出来なくなってしまった。時流と言えばそれ迄なのだろう。でも、どこか淋しい気持ちになるのは何故だろう?「当売店で販売している以外の一切の飲食物の持ち込みを禁止します」なんて「決まり事」があるシネコンよりも、その辺が何となく「曖昧」だった街の映画館で映画を観るのが、私は好きだったように思う。シネコンは、基本的にはある程度メジャーな作品に上映が限られていると言えるだろう。興行的に「数字」の取れる作品の上映が中心。そうなると、私的には「観られる」作品が凄く限られてしまう。街の映画館が存在していた頃は、映画館毎に「得意分野」があったので、逆に現在よりも多種多様な作品が上映されていたような気がしてならないのだが・・・

中規模以上の映画館が幾つか姿を消してしまったが、私の街では俗に「ミニシアター」と呼ばれる映画館は元気だ。おそらく館主の「好み」に因るところが大きいと思われる上映作品。出来るだけ多くの作品を上映する為なのか、上映期間も比較的短かったりするので、気が付いた時には見逃してしまっていると言った事も多々あるのが難点と言えば難点だが、私的に「観たい」と思う作品の上映が多いので、とても有り難い存在だったりするのだ。私の好きなミニシアターは2館あるのだが、どちらも繁華街からは「微妙」にズレて存在しているのがいい(笑)

書いているうちに、やはり映画が観たくなってしまった(笑)
そう言えば2週間観ていない事に気付く。観たい映画はあった筈。レンタルも暫く行ってなかったな(笑)そう言えば。観たいと思った時に、気持ちの趣くままに観よう。私にとってはそれが一番。