依頼者は、筋金入りのバックパッカーらしい。

MALENA2004-07-29

この2、3日私としては珍しく!?通勤や仕事での移動時間を読書に費やしている。読んでいる本は、蔵前仁一著「ゴーゴー・アジア」イラストや写真入りなので「あっと言う間」に読めてしまったりする。主に80年代の旅(勿論バックパッカーの旅)の「いろいろ」について記されているので、現在とは状況が違っている部分も多々あるかとは思うが「身をもって」体験した様々な旅の記録は、やはり説得力があり読んでいてワクワクせずにはいられない。と同時に「ゴーゴーな勢い」でアジア中を旅する著者が「猛烈に」羨ましく思えてならないのだ。これらの本を貸してくれたのは会社の先輩だ。旅の本を貸してくれた彼女だが、彼女自身は大の飛行機嫌い。彼女曰く旅行記を読む事によって、頭の中で旅をしているそうだ。これも或る意味旅の形の一つと言えるのかも知れない。私の場合、映像や画像や活字等を見たり読んだりする事によって、それらに対する想像が凄まじいスピードで分割を繰り返す細胞の如く広がり、その分割が頂点を極めた時点で「嗚呼!何処何処に行きたい!」と思うタイプだったりする。故に彼女の気持ちは解らないでもない。

チベットに行く予定の私に「頼みたい事」がある人物がいるらしい。その人物とは、昨年の冬にウチの会社に転職して来た後輩の元の会社の同僚らしい。後輩曰く、何でもその人と言うのが「筋金入り」のバックパッカーらしいのだ。昨年会社を辞めてから5月迄南米をバックパッカーして来たらしい。南米には以前も1年程行っていたので、自作の南米の笛(ケーナとか?)の演奏をやってのけるらしい。更に、インドや東南アジアその他色々なところをバックパッカーしていたんだそうだ。後輩は以前に南米土産に「とても奇妙なお面」を貰ったと言う。う〜ん・・・私的には「もの凄く」興味深い人に違いない。自作の笛を演奏し、奇妙なお面をお土産にセレクトする。結構、いや「かなり」好感が持てる。そんな人が私に頼みたい事って一体何だろう!?チベットに入るのは結構難しい事らしいので、この人はチベットは訪問していないのだろうか?私は一体何を依頼されるのだろう!?奇妙なお面関係だろうか?それとも仏教関係の何かだろうか?チベットの楽器(笛関係)だろうか?チベットに行くと言うと、大多数の人は言う「何でまたチベットなの!?」と。故に現在のところ私にチベットの「何か」を依頼する人はいない(笑)殆どの人が興味を示さないチベットに「頼みたい事」があるとは興味津々だ。私自身、筋金入りのバックパッカーに何を依頼されるのか「もの凄く」楽しみになって来たのは言うまでもない(笑)