下駄を鳴らして!?私は浅草を歩く。

MALENA2004-09-12

「朝の来ない夜はない。どんな夜にも必ず朝はやって来る」
そんなフレーズを心の中で呟きながら、私は朝9時少し前の浅草の街を歩いていた。そう、昨日購入した下駄を履いて。♪下駄を鳴らして〜♪って歌があったと思うが、私の下駄は残念ながら「カランコロン」と言う「粋」な音は出ない。下駄底には滑り止めのゴムが貼られているから。う〜ん。ちょっと残念!(笑)

キャミソールにデニムに下駄と言う何とも「奇妙」ないでたちで私が向かった先は、浅草寺に程近い「浅草観音温泉」と言う銭湯だ。下駄履きで朝風呂。私的には結構イイかも!と思ったんですが・・・(笑)蔦だらけの概観が「何とも言えない」雰囲気を醸し出している。中の様子も、そしてお風呂場も昭和初期を彷彿させるレトロな空気が充満していて心が躍る。思い切り手足を伸ばし浸かるお湯は本当に気持ちがいい。このところの肉体的、精神的疲れから一気に解放された気がする。銭湯好きの私は思う。嗚呼〜やっぱり銭湯っていいなぁ!(笑)

昼下がり、私は上野にいた。東京滞在時には、案外と訪れる街かも知れない。
上野には美術館や博物館が幾つか点在しているので、フラっと訪れても必ず何かしら見るものがある。見たいものばかりの時は或る意味大変だ。一日に美術館を3つ「ハシゴ」した事があるが、流石に3つ目の展示を見終えた途端に集中力が一気に途切れた記憶が(笑)幾つか開催されている展示の中で、私は「マティス展」を見る事にした。正直言うと、私は美術に対して造詣は深くない。故に、マティスもよくポスターなんかで目にするイカロスなどの作品以外は知らない。油彩にデッサンにブロンズに切り紙絵。油彩は、それこそザザーッと筆を運ばせて描かれたようにさえ見える大胆なタッチのものもあれば、繊細な筆運びに見えるタッチのものありで興味深い。デッサンも同じ。落書き!?風のものもあれば、緻密に描かれたものもある。切り紙絵はカワイイ感じがしたし、ブロンズからは力強さが伝わって来る。そんなマティスの作品の中で、私の心をとらえた作品が2つ。切り紙絵の大作で「ポリネシア、空」と「ポリネシア、海」青い空を舞う鳥と、青い海を泳ぐ魚。この2つの作品と向き合った瞬間、心がすーっと軽くなるのが感じられた。

マティス展を後にした私は、上野の街をウロウロしてみるものの、特に見たいところもないらしい事を悟りバス停を探す。行きは地下鉄で来たので、帰りはバスがあればバスにしようと考えていたからだ。見た事の無い風景の中を走って行くバスに乗るのって凄く楽しくてワクワクする(笑)このワクワク感の為に、私は知らない街で勘を頼りにバスに乗るのが好きでたまらない。適当に歩いていたら、浅草方面を通るバス停を発見したので、そこからバスに乗る。バスの窓から東京の町並みを眺めながら思う。「いろいろなものを目にする事の出来る機会が多い東京っていいよなぁ」と。

バスを降りた私の足は、またしても浅草寺に向かっていた。そう、お願い事をするために(笑)お賽銭を投げ手を合わせ心の中で呟く「明日も笑えますように!」と(笑)

ちょっとだけ笑えない事もあったりしましたが、皆さんのおかげで楽しい充実した週末を過ごす事が出来ました!本当にありがとうございます!jackaliさん、水上バスの事教えてくれて本当に感謝です。陸から足を離して空を見上げたくなった時、また乗ろうと思っています。と言うよりはむしろ、すっかり気に入っちゃったんですよ、水上バス(笑)

一つ不可解な事が・・・
こちらに来た時には、どうにもネットに繋がらなかったパソコンが何故か昨日から繋がるように!?不思議だなぁ・・・(笑)せめて金曜に繋がってくれれば、浅草の裏路地なんかを携帯のカメラで撮って日記に載せる事が出来たのに!嗚呼、残念だな(笑)

さてと、明日は会社だ!思いっきりリフレッシュしたから張り切って会社行くぞ〜!