その単語の持つ意味は、未来と意志。

MALENA2004-09-27

確か2年前の11月。週末の渋谷の街。どこへ行ってもその歌が聴こえる。おそらく新曲のキャンペーンか何かだったのだろう。何回か耳にするうちに「僕はいくつの自由を生きて来ただろう」と言う歌詞が、何となく気になっていた。

その後、やはりその歌詞が気になっていたのか、私は気が付けばそのCDを買っていた。そのCDは、中島美嘉「WILL」
私は特に中島美嘉のファンではない(笑)たまに「あ、この曲いいかも」程度しか聴かないし(笑)アルバムも1枚しか持っていない。シングルCDも勿論「WILL」一枚だけ。WILLの作詞は秋元康だった。私的には「ふぅん」と言った感じだったが(笑)

「運命の支配じゃなくて、決めてたのは僕の"WILL"」
「偶然のしわざじゃなくて、選んだのは僕の"WILL"」

英語の辞書で、WILLと言う単語を引くと2つの意味が書かれている。(単純)未来と意思、決意。未来を現す時も、意志や決意を表す時もこの単語を用いる。私は改めてちょっとドキッとしてしまった。人は人生に於いて、凄くラッキィな出来事があったり、逆に凄く悲しい出来事があったりすると「これはきっと運命だったから」と思ったりする事はないだろうか?自分自身が思いもしなかった(もしくは予想もしなかった)出来事が起こると「運命」と言う単語で一括りにしてしまうような。上手く言えないけれども・・・。確かに運命とはもしかすると、ある程度「かたちあるもの」なのかも知れないが、その「かたち」をつくって行くのは、自分自身の「意思」や「決意」なのではないかと。自分の未来は、自分自身の意思や決意によってつくられて行くものなのではないかと。その為に時として「何か」を自ら背負ったりするんじゃないだろうか?自らの意思で何かを背負い、そして自らの足で時として迷いながらも歩いて行く。背負ったものを重いと感じる事があるかも知れない。でも、自分の意思で背負ったものは、決して自らの意思で投げ捨てる事はないだろう。投げ捨てるとしたなら、それは自分の意思で背負ったものではなく「背負わされた」ものだけのような気がしてならない。

私はいまだに英単語は辞書を引いて調べている(笑)ネットを使えば確かに早いが、あの辞書特有!?のペラペラの紙を捲りながら単語を探し当てるのが結構楽しかったりして(笑)学生時代は「あ〜面倒くさい!」とか言っていた筈なのに・・・ヘンなの!(笑)