気だるい朝は、湿度高めの曲を聴くに限る。

MALENA2005-01-13

何となく「イヤな予感」と共に目覚める。
予感が現実であると認識するのに要した時間は約3秒。な、何ぃ!?8時15分!?どうやら目覚ましのスイッチを入れ忘れていたらしい・・・。

こんな時こそ慌てふためいても仕方がないので、先ずは煙草に火を付ける。
これから「一仕事」しに行く殺し屋の如く淡々と身支度を済ませ、いつもよりも10分程遅く家を出る。さあ、ipod miniの出番だ!(笑)

完璧に寝坊した朝。こんな朝こそ元気の出る曲・・・なワケないですね、私に限って(笑)こんな朝こそ「湿度高め」の曲を脳ミソの奥深くに送り込んで「気だるい朝」を満喫しないと!(笑)

と言うワケで、気だるい朝を満喫するべく聴いた曲は、山下達郎の「EndlessGame」この曲は昔「誘惑」と言うドラマの主題歌で、サビの部分の「抱きしめてもう一度。なんて狂おしい誘惑」と言う歌詞が何だか気になってしまって、案の定CDを買うに至ってしまったワケで(笑)

このドラマ、タイトルが示す通り最初から最後まで「誘惑」の連続だったような記憶がある。紺野美紗子が演じる「魔性の女」が篠ひろ子が演じる主人公の夫と息子を誘惑し、宇都宮隆が演じる「魔性の男」が主人公を誘惑すると言う誘惑満載のドラマだったと思う。「うわぁ、こわーい!」なんて思いながらも、内心は「魔性」と言う言葉が気になって仕方なかったりして・・・(笑)

女でも男でもそうだが、魔性の〜に「自称」は有り得ない、と私は思う。
当の本人に魔性の自覚がないからこそ「魔性の女、もしくは男」なのだ。極端な言い方をしてしまえば、魔性の人に自らドップリと浸かって狂ってしまった人が勝手にそう呼ぶのかも知れないとも思える。この場合、本人が勝手に狂ってしまったのだから、間違っても「狂わされた」なんて口走ってはいけない、と私は思う。もっと良くないと思うのは、第三者がその人の事を良く知りもしないのに「あの人は魔性の女、もしくは男だから」と不特定多数の人間に言って廻る事。言われた方は、それこそたまったものではないだろう。そんな卑怯な手を使ってまで、自分を良く見せる必要ってあるのかなぁ・・・。

そうだった。「自称」で思い出した本日の出来事。
自称「アイドルはツライですね」の蛙君。本日も言ってくれました(笑)某百貨店の本店の社員食堂にて。
蛙君:「この前ぇ、どっかのメーカーの販売員のオバチャン3人連れがぁ、擦れ違いざまにボクに聞こえるように言うんですよぉ、ねぇねぇ保坂尚輝に似てない?ってぇ」
私:「ふーん、良かったじゃん、芸能人に似てるって言われて」
蛙君:「え``ーっ!ヤですよおー!だってぇ、どう考えてもぉボクの方が絶対にいい男じゃないですかぁ〜」
私:「・・・フッ・・・」
この時、私は氷のように冷たい微笑みをたたえながら、砂漠のようにカラカラに乾いた声で「フッ」と言ったのは言うまでもなく・・・(笑)