人のフリ見て我フリ直せ・・・。

MALENA2005-01-14

「クソババア」
女性なら誰もが決して言われたくない言葉の一つに違いないだろう。
それに、この言葉を「吐く」時って誰もが凄ーくイヤな顔をしているような気がする。ええ、勿論私だって出来る事なら言われたくありませんし、ずうずうしいヤツと言われようが、この先の人生に於いても「ババア」になるつもりは微塵もありませんからね〜(笑)

都内某所。午後1時を少しまわった大戸屋で、私は「きのこデミグラスソースハンバーグ定食」を待っていた。右隣には所謂「おばさん」左隣には所謂「おぢさん」が座っている。おばさんの方は9割方食事を終えた状態で、おぢさんの方は私同様注文した食事を待っている状態。私の食事が運ばれて来たのと時をほぼ同じくして、おばさんの食事は終了。ランチタイムのピークは過ぎているとはいえ、それでもまだ10人ほどの人が席が空くのを待っている状態。そんな「空気」を読んでおばさんはスッと席を立つのかと思いきや、ただでさえ狭いテーブルの上に偉そうに「でーん」と置かれたバックの中から化粧ポーチを取り出すではないか!な、何ぃ!?まさか、ここで「化粧直し」でも始める気か!?

デミグラスソースのような色の口紅を、その場で「堂々と」塗りたくるおばさん・・・。「貴方のような年代の女性は、もっと明るい色の口紅をつけた方が顔色が明るく見えますよ」と「余計なアドバイス」さえ思い浮かんだ私の表情が、次の瞬間「或るモノ」を目にした瞬間凍りつく。その或るモノとは、ファンデーションの「パフ」そのパフをおばさんが頬に付けた瞬間、思わず食欲が減退しそうに・・・。何故なら、そのパフがもうそれこそ「死ぬほど」汚かったんですよ・・・。「きつねうどん」の上に鎮座するよ〜く味のしみ込んだ「油揚げ」のような色に「変色」したパフで、席が空くのを待っている人が大勢
いるにもかかわらず「堂々と」化粧なんか直してるおばさん・・・。

「そんな汚れきったパフではファンデーションはノリませんよ」なんてアドバイスをしてあげられるほど私は「大人」ではないので(笑)サラダを一口食べながら心の中で叫ぶ「こんなところで化粧なんか直してんじゃねーよクソババア!待ってる人がいるんだから、食べ終わったんならとっとと席立てやクソババア!化粧なんかトイレで直せっつーのクソババア!」・・・コワイですね、私・・・(苦笑)そう言えば隣のおぢさん、食事中は終止箸を持つ手が震えていましたが・・・。もしかすると私の顔怖かったんでしょうか・・・(汗)

私が「クソババア」を連呼してしまった理由は、空気を読めない化粧直しと言う行為より、むしろ汚れきったパフを当たり前の如く使っている行為の方が大きかったように思う。何故洗ったり買い換えたりしないのだろう?ただただ不思議で仕方ない。とは言うものの、私は汚いパフがイヤだとしても、それは私個人の「思い」に他ならない。故に、汚れたパフを使うと言う行為に対して「良い、悪い」で判断する事は無意味であると言えるだろう。あくまで個人の好みに因るものだから。

汚れたパフをちょくちょくゴシゴシと洗っている私だが、旅に出るとそれこそ同じ服をずーっと着ているし、環境によってはシャワーすら浴びない事もあるし、髪の毛を洗わない事だってある。生乾きの下着や靴下を平気で身につける事もあるし。別に死なないから、ま、いっか〜、と。・・・んん?でもこれらの行為って見る人が見ると「うわぁ、汚〜い!こーゆー”クソババア”だけには間違ってもなりたくないよねぇ〜」と言われてしまうのだろうか・・・(笑)人のフリ見て我フリ直せ、ですね・・・(笑)