つい、うっかり思い出してしまった懐かしい出来事(笑)

MALENA2005-02-21

その時、珍しく私はひどく焦っていた。早くしなければインドの記憶が私から離れて行ってしまう!私には時間がないのよ!と。

旅の事を自分の言葉で残しておきたくて始めた日記。
帰国してから既に二週間以上が経過している・・・。あたかも時限爆弾処理班の如く!?慌てて「はてな」に登録する事になるのだが、ユーザー名のところで指が止まってしまう。はて?何にしたら良いものやら・・・と。何気なく視線をパソコンの画面から外すと、そこには無造作に転がる「マレーナ」のDVDが!「あ!コレでいいわ」閃きとは程遠い、我ながら何とも短絡的思考回路・・・。ユーザー名のところに「MALENA」と打ち込み登録完了。こうして私は「はてな」に文字を記して行く事となるのだった(笑)

マレーナ」は、シチリア島を舞台に、少年が美しい大人の女性に憧れ儚い恋心を抱く物語。エンニオ・モリコーネ特有?の美しく切ない、そしてどこか温かささえ孕んだ旋律が、決して叶う事のない少年の想いを、殊更切なく感じさせる。最後のシーンで、やがて大人になった少年が、モリコーネの旋律をバックに語りかける台詞が私は好きだ(多少、記憶違いがあるかとは思いますが)「いろいろな女性と出逢ったけれども、彼女の事はこの先も(生涯?)決して忘れる事はないだろう」女なら、一度はこう思われてみたいものです・・・。

高校生だった頃、近所に住む小学六年生の男の子に、家の前でいきなり何の前触れもなくこう言われた事がある「おねえちゃんの事が、ずっと前から好きです」と。え!?ええっ!?い、今、好きって言った!?驚かなかったと言えば嘘になる(笑)それに、どう考えてもこれはLOVEではなくてLIKE(笑)ちょっぴり驚きはしたものの、両手をギュッと握り締め、真っ直ぐな眼差しで私を見上げる彼に向かって私は言う「そうだったんだ。私の事好きなんだ」彼は黙って頷く。私は続ける「ありがとう。君がもう少し大人になった時に、もう一度おねえちゃんの事好きだって言ってくれたらうれしいな」と。彼は少しだけはにかんだように頷くと、もの凄い勢いで走り去った。そう、子供特有の無邪気な走りで。その後、地元の進学校に通う「少し大人になった」彼から告白された記憶はない(笑)高校を卒業した彼は、地元の名門国立大学に通うようになって間もなく引っ越して行ったらしい。勿論大学生になった彼から告白された記憶も無し(笑)私自身がその事を忘れてしまっていたように、彼もとっくにそんな事忘れてしまっていたのだろう(笑)思えば、大学生になっていた彼、なかなか素敵な男の人になっていました・・・。嗚呼・・・私って、どうにも男の人を「見る目」無いんでしょうか・・・!?(苦笑)

彼は今どうしているんだろう?
素敵な大人の男性になっていてくれたら、と思う。いや、きっと素敵な男性になっている事だろう。そんな彼が、フとした時に私に告白した子供だった日を思い出してくれたなら嬉しい。・・・って、彼の記憶の中には私の事なんかもう既に残っている筈も無いか・・・(笑)

あ・・・いくら「マレーナ」繋がり!?とは言え、最後はちょっと「妄想的」で「ナルシスト」全開になり過ぎたようですね、私(笑)蛙君の事言えないわ(笑)それに、私はどう考えても!?モニカ・ベルッチには程遠いもの!(笑)