カッコイイって何？

帰宅途中、最寄駅から部屋に向かう途中の商店街にあるBOOK OFFにフラフラと足を踏み入れる。特に目的もなく（笑）あ、でも欲しい漫画あったんだよな、私。全刊揃ってないので、揃えたかった事を思い出す。

漫画に対する造詣の深さに関係なく、誰にでも妙〜にハマッてしまう漫画って必ずある筈。

以前、”自称”漫画好きの蛙君は、私に向かってこう言った。「この漫画、凄っごい好きなんですよぉ〜」と。蛙君が絶賛したのは「サンクチュアリ」だった。私は言う「へぇ〜、じゃあ今度漫喫で読んでみるわ」と。

ほどなくして、漫喫へと足を運んでみる。
当然、サンクチュアリを読む為に。びっしりと漫画が並べられた棚からサンクチュアリを探す私の目に、フと或る漫画のタイトルが飛び込んで来る「HEAT〜灼熱〜」特に”灼熱”と言う言葉が妙に気になってしまったので、手にとって頁を捲ってみる。・・・私、コレ好きだ・・・！

主人公である「唐沢辰巳」が、もう、とにかくカッコイイなんてもんじゃないんですよ〜！男気があって、強くて、優しくて、精神的には大人なんだけれども、やんちゃな部分も持っていて。悲しい時には堂々と涙を流し、イザと言う時には、自分で自分に「オトシマエ」つける事だって厭わない。魂の温度が高いとでも言うか、血が濃い（ドロドロ血とは違います、笑）とでも言うか。その生き様が壮絶な迄にカッコイイ人。太く短く生きてしまいそうで、何だかハラハラしてしまう人。もう、こう言うタイプの男の人には滅茶苦茶ヨワイですね、私、ハイ（笑）

「HEAT〜灼熱〜」は、唐沢辰巳だけではなく、彼を取り巻く登場人物も、男女の別なく皆が皆その生き様がカッコイイ。類は友、ってヤツ。そして、その友情には結構、いや、かなり泣かされる。同じ「温度」（魂とも言えると思うけど）を持つ人間は解り合える。そうじゃないと、解り合うのは難しい。恋愛も友情も、ある程度の温度差までなら解り合えるけど、決定的な温度差のある関係は、必ずと言っていい程ある時が来たら壊れるから。その温度差に耐えられなくなって。そうやって結果として別れたり、疎遠になってしまった彼氏や友達は、今どうしているのかな・・・。

「HEAT〜灼熱〜」の後に「サンクチュアリ」も読む事となる。
いや、珍しく！？蛙君には感謝（笑）こちらも凄く好きで、手許に置いておきたい漫画。北条と浅見の生き様と、友情、そしてラストに涙、でした、私。漫喫でコソコソ泣く女・・・どうにも絵にならないのは確かですが・・・（笑）それに、コソコソ泣いているうちは或る意味ダメですね。悲しけりゃ堂々と泣かないと！（笑）

「HEAT〜灼熱〜」の事は、今後も書きたいと思っている。

に、しても。
「HEAT〜灼熱〜」にしろ「サンクチュアリ」にしろ、どうやら私はカッコイイ男達が登場する漫画がどうにも好きらしい（笑）自分なりに、カッコイイって何？って改めて、いや何回も考える機会になるし、ね。