「山の音たち」に耳を傾ける。

MALENA2005-04-05

石庭を見終え、入り口にある屏風を繁々と眺めていると、フと「妙」な視線を背中に感じる。何だろう・・・「首だけ」で振り返れば、何とそこには友人の姿が。

友人から四国での仕事を終えたら京都に住む友人ところに寄ると聞いていたので、都合が着けば三人で夜ゴハンでも食べようかと話していたのだった。お互いに「何時に何処何処」みたいな所謂「待ち合わせ」がどうにも苦手なタイプなので(苦笑)「石庭を見終えたらテキトーに連絡でもするわ〜」と言っていたのだが、まさか出没するとは(笑)友人曰く「余りにも”妙”な雰囲気の人がいると思って見た」ら私だったらしい・・・。嗚呼・・・確かにそうかもね・・・妙かもね・・・。すっぴんに黒ブチの眼鏡にコギタナイ(小汚い)パーカーとデニムを着て屏風を眺める女・・・。傍から見れば、ヘンな意味で哀愁漂っていたのかも知れない・・・(汗)

ここからは車で行動する事に。
当初向かった先は源光庵だったのだが、改修工事中で拝観出来なかった為、気を取り直してすぐ近くにある光悦寺に行く事に。「本阿弥光悦」所縁のお寺らしい。って、お恥ずかしながら私、本阿弥光悦って知りませんでした・・・。が、しかし、流石は美術系に詳しいお二人。展示品についてあれこれと美術談義を繰り広げておりました。山々を見渡せる場所に佇む光悦寺。耳を澄ませば川のせせらぎや鳥の囀りや木々のざわめきや風の音が聞こえる。「山の音たち」に静かに、そしてふんわりと囲まれた場所、光悦寺。

その後は京都市内をドライブしながら伏見区と言うところの「王将」で夜ゴハン(笑)折角京都に来たのに「おばんざい」や「京懐石」じゃなくて「王将」!?と思えなくもないが(笑)「王将」初体験の私としては、結構楽しめた事は言う迄もなく(笑)

京都駅に戻る私を、二人は最寄駅迄見送ってくれた。
京都駅に向かう近鉄に乗りながら思う「またこの三人で王将に来れたらいいな」と(笑)