イランの秋田県!?は薔薇の街。

MALENA2005-05-11

イランで五番目に大きな都市シラーズは、ペルセポリス観光の拠点となる街であると同時に、薔薇の街でもあるらしい。

シラーズでの事。
出発迄には少しばかり時間があったので、ホテルの周りを散策してみる事に。
通りを少し歩いたところで、通勤途中?の女性が私に声をかけて来る。微笑みと共に「ハロ〜!」と。フレンドリーで嫌味のない微笑みは「シラーズの女」であると言う余裕のようなものさえ感じさせる。折角なので彼女の写真を撮らせてもらう事に。彼女は勿論快諾してくれた(笑)

薔薇の街シラーズは、イランで一番美人が生息している街なんだそうだ。日本で言うならば、さしずめ秋田県(秋田美人)と言ったところだろうか。そう聞くと、何だか道行く女性達が気になって仕方ない(笑)暫し観察してみる。う〜む。テヘランではどちらかと言うと小柄な女性を多く見掛けたような気がしたが、シラーズの女性はスレンダーで背の高い女性が多い。そして、やはり美人が多い(笑)薔薇の街に美女。薔薇には女性を美しく育む「何か」があるのだろうか?

通りを大通りの匂いのする方向へ歩いて行くと、パン(ナン)屋や雑貨屋が軒を連ねていた。雑貨屋のおじちゃんが気さくに声をかけて来る。何となく「おはよう!どこから来たんだ?」と言っているような気がしたので(笑)「おはよう!日本から来たよ」と答えてみる(笑)またしても折角なので、おじちゃんの写真を撮らせてもらう事に(アタシゃ林家パー子か?笑)デジカメのモニターを覗くおじちゃんは、ちょっと照れくさそうに笑っていた。

おじちゃんに手を振り通りを更に進んで行くと、程なくして大通りに出る。
フと見上げれば映画館が。コメディ!?と思しき映画が上映されているみたいなので、またしても写真(笑)

そんな私を少年二人がちょっとはにかみながら「ハロ〜!」と声をかけながら追い越して行く。通勤途中の女性にしろ雑貨屋のおじちゃんにしろ少年にしろ、イランの人たちって何だか気さく。そう言えば、前日テヘランの空港で出発時刻のボードを見ていたら一人のご婦人が歩み寄り声をかけて来た。何やら私にペルシャ語で話しかけているみたいだが・・・。はて?イランに知り合いはいない筈だが・・・。言葉が全く通じないにもかかわらず、ご婦人は笑顔で話し続け、しまいにはその家族までもが集まり話出す(笑)暫くし、男性以外の家族と握手をし別れる。その間の遣り取りは、カタコトの英語と身振り手振り(笑)イランの人って何だか気さく。そして、その「気さくさ加減」には嫌味がない。イスラム教国の人々は旅人に親切だと言う話を耳にした事があるが、コレってそうなのかな?

人々とちょっとでもコミニュケーションが取れた瞬間は、ちょっとイランが見えて来たかな?と思えた瞬間でもあった。