乾いた青い色。砂漠の街の空。

MALENA2005-05-12

砂漠の砂嵐を抜け、ヤズドに向けてひた走るボルボ社製のバスに異変が起こったのは、どっぷりと陽も沈みきった山道だった。どうやらエンジントラブルらしい。

応急処置!?を終え出発したものの、数分後にまたしてもトラブル発生。その後も応急処置とトラブルを繰り返し、予定より三時間程遅れてバスはヤズドに到着する。応急処置が上手くいかなければ、漆黒の山道で一夜を過ごす事になったのかも知れない(笑)

現ハタミ大統領の出身地でもあるヤズドは、乾いた青色の空が印象的な砂漠地帯に位置する街だ。ヤズドではゾロアスター寺院、ジャメモスク、沈黙の搭に行く。地球の歩き方では、ジャメモスクは「金曜の寺院」と紹介されているが、コレは大きな間違いなんだそうだ。ペルシャ語でジャメは「大きい」を意味し、ジャメモスクは「大きいモスク」となる。金曜は「ジョメ」と発音するので、聞き違い?による表記違いだとガイドさんは言っていた。

イランでは、人口五万人以上の街には必ずジャメモスクがあるのだそうだ。
テヘラン、シラーズと巡って来た中でモスクは訪れていなかった。ヤズドで初めてモスクを訪れる。モスクの中に入るとイランに来たと言う実感がしみじみと湧いて来た。穏やかな風が吹き抜けて行くモスク。その風は砂漠の街らしくカラリと乾いた風だった。

ジャメモスクの周りには、何故か生地屋が多く軒を連ねていた。売られている生地は砂漠の街らしく?明るい色のプリントが多い。軒先でじーっと座っているおじさんがイイ感じのお店があったので写真を撮らせてもらう。おじさんがヘンにカメラ目線じゃないのがまたイイ(笑)

生地屋通りを進んだ先の大通りでソフトクリーム屋を発見する。
勿論食べたのは言う迄もなく(笑)

ヘンに甘過ぎなくて美味しい!このソフトクリーム、ボリュームもたっぷりなのに日本円にして何と15円とは!!!


午後、ヤズドを後にしたバスはイスファハンに向かう。
いよいよイスファハンだ!