リアルとトマーン

MALENA2005-05-31

現地通貨で買い物をする雰囲気にすっかり(もしくはどっぷり)と慣れて来た頃には現地を去る・・・。
悲しいかな、これが所詮一週間ちょっとと期間の限られたツアー旅の宿命なのだ。

イランでの買い物は「とある事」に慣れる迄はちょっぴりややこやしかったりする。イランの通貨単位は「リアル」10,000リアルが日本円にして約150円。なので、日本円にして1,500円相当のモノは150,000リアル、15,000円相当なら1,500,000リアルとなるのだが、ゼロ多いですよねぇ・・・。プライスのハンコ押すの面倒くさい!?ですよねぇ。と言うワケで、イランでは「トマーン」と言う「表示単位」が存在するのだ。10,000リアルはトマーンでは1,000トマーンと表示される。リアルからゼロを一個取って表示されるのがトマーン。そう覚えれば至って簡単な筈なのだが、実際に買い物するとなると、最初のうちはどうにもコレがちょっぴりややこやしかったりするのだ。

コレ幾ら?と訊いて電卓に数字を打ってもらう。おぉ〜!思ったよりかなり安いじゃん!と思った次の瞬間、フと冷静になり訊く・・・リアル?返って来る言葉は・・・トマーン!トマーーンッ!!!(笑)

プライスのシールが付いているものも、電卓に打たれた数字も、とにもかくにもリアルなのかトマーンなのか確認しなくては始まらない。とは言うものの、余程値段の見当がつかないモノでもない限りは、結構おおよその値段の見当はつくものなので、表示価格がリアルなのかトマーンなのかに慣れるのも早かったりする。「リアルだよね〜」とか「リアルにしてよ〜」なんて冗談混じりに遣り取りが出来るようになった頃には、悲しいかな旅も終盤だったりするワケで(笑)

トマーンにゼロを一つ足して、イランでは雑誌やCDなんかを買ってみた次第。

街角の売店で映画?雑誌を二冊。数軒の本屋さんで訊ねたところ、どうやらイランの本屋さんでは雑誌は置いていないらしい。どの本屋さんも書店と言った感じの品揃えだった。なので街角のお菓子なんかを売っている売店で購入。CDはバザールで古典ペルシャ音楽のCDやトムとジェリーペルシャ語版VCDなんかを買う。にしても、何処へ行っても買ってるなぁ、雑誌とCD(もしくはVCD)は!(笑)