それは南国流の暑気払い

パパイヤにモンキーバナナにパイナップルにドラゴンフルーツ。

まったく・・・朝から豪快な食欲だ（笑）特にドラゴンフルーツは大好きなので、二切れもお皿に乗っている。そんなフルーツ満載のお皿を手に歩く私の目に何とも興味深い（と言うか美味しそうな）光景が飛び込んで来る。何やらその場で麺を作ってくれるらしい。取っ手の付いたザルのようなものにビーフンと思しき麺ともやしを入れ、ザッと湯がいて器に盛りスープを注いで具と薬味を乗せて出来上がり。むぅぅ、美味しそう！！！・・・あれ！？コレってもしかしてカンボジアの朝食の定番「クイティウ」ってヤツ？

フルーツのお皿をテーブルに置いてクイティウコーナーへ。
お湯とスープが入った大きな鍋からは湯気があがり、麺を茹でるお兄ちゃんの額には未だ朝六時半だと言うのに玉のような汗が。麺には春雨のように細いものと、きし麺のように太いものがあるらしい。「どっちにしようかなぁ〜」なんて思っていたら、お兄ちゃんは細い方の麺をザルに入れ茹で始めてしまった（笑）茹で始めてから完成までは約１５秒ほど。最後にお好みで魚醤をかけて出来上がり。朝から蒸し蒸しとした空気が漂うシェムリアップの朝。ふうふうしながら食べるクイティウはあっさり味で美味しい。勿論、太麺の方も食べましたよ（笑）

暑いからこそ、朝から熱いものを食べる。
熱いものを食べるからこそ元気が出る。フルーツとパンだけじゃ元気が出ない気がする。朝から熱いものを食べておけば、日中の暑さもさほど気にならない。南国流の暑気払いなのだろう。

私が毎朝クイティウを食べたのは言うまでもない（笑）