コワイ顔の魚の料理

MALENA2005-08-30

その料理はココナッツの実をくり抜いた器に入って出て来た。
ココナッツ特有の甘い、いい香りがする。一口食べてみる。お、美味しい〜!
へぇ〜、あのコワイ顔をした魚って美味しかったんだ。

上野アメ横。確かアメ横センタービルと言う名前のビルの地下食品売り場だったと記憶している。アジアの匂い!?が漂うその食品売り場は、一風変わった品揃えに見えた。トムヤムクンの素やライスペーパーなんかを扱うお店の前を通り過ぎようとしとしたその時、背後に妙〜な視線を感じたような気がして振り返ると・・・。視線の先には「もの凄くコワイ顔をした魚」が冷蔵ケースに鎮座しこちらを見ているではないか!しかもその鱗、コワイ顔に負けないくらい珍妙な柄。これ・・・な・・・何て魚・・・!?

ちょっぴり眉を顰めながらその魚に近寄ると、(おそらく)タイ語で書かれた下に漢字で「雷魚」と書いてあった。詳しい値段は覚えていないが、顔がコワイ割には結構高価だったような記憶がある。

雷魚を使ったカンボジア料理「アモック・トゥレイ(雷魚のココナッツミルク蒸し)」淡白な雷魚とコクと甘みがあるココナッツミルクのスープが合っていて本当に美味しい。雷魚って見てくれはおどろおどろしいけれども、身は上品で淡白なお味だったようで。

東南アジアに位置するカンボジア。その料理はイメージ的に辛いものを想像していたのだが、実際は違っていた。全然辛くない!カレーもココナッツミルク仕立てで見た目と違って辛くはないし(むしろ甘口)強いて言えば胡椒の実の炒め物がちょっぴりピリッとするくらいだったような。


カンボジア初日の夜に食べた鍋。具だくさん、野菜たっぷりでとってもヘルシー。豆腐を発酵させたものにみじん切りにした唐辛子を混ぜた薬味でいただく。酸味のある薬味がスープと良く合う。暑い時には熱いモノを食べて暑気払い。私が鍋プラスご飯、さつま揚げ、ナスの炒め物を完食したのは言うまでもない(笑)

と言うワケで、今回の旅もしっかり食べてしまった私・・・。
体重計!?・・・勿論、帰国してから一度たりとも乗る筈もなく・・・(汗)