そのおじさん、顔で笑って心で泣いて

自分にはリンゴに見える物体を、「コレは絶対にミカンだ!」と言い張る人にリンゴに見える理由を説明しようと言う気は湧かない。何故なら私にはそれが時間の無駄に思えるから。

今日はエラそうな人との面接があった。
私としては、可能な限り文字を排除して、要点、結論のみを簡潔に記載した書類が、このエラそうな人的にはたいそう御気に召さなかったらしい。「全然分析出来てない」と指摘される。おそらく結論に至る経過が記載されていればこうは言われなかったのだろう。でもさー・・・。確か前回の会議の時に、或る人が発表した際に「現状や問題点をダラダラ書いたり述べたりするだけじゃ対策にはならないでしょ、もっと簡潔に要点をまとめるように」みたいな事言わなかったっけ!?

一貫性ないなぁ、この人・・・と思うものの、書類の再提出と言う事で話がまとまる。おそらく私がこのような書式にした経緯を説明したところで、分析に対する捉え方が違う以上「ミカンだ!」の人に説明するのはどうにも時間の無駄に思えた。でも、一つ解った事がある。エラそうな人に指摘されない為の書類は「質より量」なのだ。その分析内容が的確かよりも、たくさん文字が書いてさえいれば事足りるのだ、おそらく。

会社帰り、開放感から同じ部署の女性で飲み会をしていた店に、偶然同じ部署のおじさん数人がやって来た。嗚呼・・・ストレス溜まってるのねぇ、この人たちも・・・。

イイ感じに出来上がっていたおじさんがポツリと言う「最近会社で笑った記憶あるかい?」と。続けておじさんは言う「最近会社で笑った記憶無いなぁ・・・って言うかさ、笑えないんだよね・・・」と。思わず言葉に詰まり、気の利いた言葉が何も言えなかった・・・。このおじさん、今この場所ではこうして笑ってるけど、心の中では泣いてるんだろうなぁ・・・。顔で笑って心で泣いて、か・・・。

何らかの理由があるから、エラそうな人は貶し、否定するんだろう。
でもさ、笑えなくなるほど罵倒するって、どうなんだろ・・・。笑えなくなってしまった人に、さあ!何かをやろう!なんて気力湧いて来るモンだろうか・・・。

他人様を笑えなくしてしまうような人は、「エライ人」と言うポジションに就いてはならないんじゃないか、とやっぱり私は思ってしまうのだ。

嗚呼〜!楽しい事を考えたいのにー!(笑)
二日続けて愚痴ばかり書いてしまったし・・・(苦笑)