お化粧美人な女性<すっぴんで美しい男性?

すっぴん云々の事を書いてフと思い出した事がある。

数年前、ちょっと気取ったバーのカウンターで、スクエアにカットされヌーディなカラーが塗られた美しい爪と爪の間に煙草を挟みながら、先輩社員はこんな事を言っていた。
「アタシ、男って偉いと思うのよ。だって、すっぴんで外歩いてるじゃない。動物学的に見ても、絶対に女よりも男の方が美しいって思うのよね、アタシ」

あー確かにそう言えなくもないかも。
孔雀も雄の方が断然美しいし、ライオンも雄の方がゴージャスだし、ニワトリも雄の方が華やか!?だし。ヒトに於いても、女性よりも男性の方が美しい要素をより持っていると言うのも、まんざら信憑性が無くもない。

眉を描いたり、ファンデーションを塗ったりしている男性もいるが、大半の男性はすっぴんで外を歩いていたりするワケで。そう言えば、稀に「二度見」してしまう程美しい顔をした男性って確かにいるいる!「あー!一日でいいから私の顔と交換してくれーーーっ!」と、ついつい叫びたくなる衝動に駆られてしまったりするワケで。

世の男性諸君は、すっぴんで外を歩く事に些かの疑問の念すら抱いていないのだろう。女性は男性よりも美しい要素の数が少ない事を潜在的に自覚しているから化粧をするのか・・・。美しさって一体何だろ?と思いつつも、男性だろうが女性だろうが、化粧をしてようがしてなかろうが、美しいならそれでいいじゃない?と思う自分もいるワケで。

「美しい」と感じるポイントは人それぞれだ。百人いたら百通りの美しさが存在する。
たった一つの美しさの存在よりも、百通り、千通りの美しさが在ると思うと、何だか楽しい気分になってしまうのだ。いろいろな美しさが溢れる世の中って、何だかいいと思いませんか?