「女子」と言う生き物

昼食の時の事。
くるくるとパスタをフォークに絡めながら私は苛ついていた。パスタに?まさか!

昼休み時の女性たちの会話って、どうしてこうも「女子的」なんだろう?もうそれこそ中高生女子のノリ。止まらない「女子的会話」いつもの事だから、といつものように「へぇ」とどうでもいいような生返事を繰り返していたのだが、一向に止む気配のない「女子的会話」に私はだんだんと苛つくようになっていた。

苛立ちの原因を作った理由は、女子的会話も去る事ながら、私の隣に座る先輩女性社員の顔を何故かじっくりと見てしまった事が大きな原因だったように思えてならない。

断っておくが。
彼女自身はイイ人なのだ。でも・・・私の中の悪魔が囁く・・・。

「なんか・・・この人って・・・女としてダメダメだわ・・・」と。

始業時間ギリギリ出社の彼女が一目散に向かう先はトイレ。すっぴんに約10秒でファンデーションを乗っける”やっつけ”メークじゃシミも毛穴も小皺もカバー出来るワケもなく。妙〜に明るいカラーリングを施した髪は、チラホラと目立つ白髪はそっちのけで、見た目にパサついた感じを否めず・・・。

なんか・・・一言で・・・清潔感ないな・・・この人・・・。加えて・・・体型も・・・ユル過ぎ・・・。

なのに、猛烈に女子的会話しちゃって・・・なんか・・・苛つく・・・。

そして。
こんな意地悪な事を思う自分自身に対しても何だか苛ついて来る。なんだかんだ言ったって、私も十分に「女子的発想」してる、って事に。彼女、イイ人なのに。

こんな自分に思わず「おぇぇ・・・」

よく解かんない生き物ですね、「女子」って・・・。