「モテのススメ」の功罪

ホントは、旅の事書きたいんですけどねぇ・・・(苦笑)

数日前の事だった。
何のテレビ番組だったかは覚えてはいないが、今巷では”ナリキリ”エビちゃんが増殖中!みたいな特集をやっていたのだが、そこに登場した一般人のナリキリエビちゃんですが・・・。確かに「ユル巻パーマ」に「サマンサタバサのバック」に「アプワイザーの服」なんですが・・・か、顔が・・・「浮腫みが取れた伊藤みどり」みたいだった・・・。

先日此処で、自分をプロデュースする事はいい事だ!なんて息巻いてみたが、「エビちゃんヘアの伊藤みどり」ってどうなんだろう・・・。「めちゃモテ」を目指す、ポジティブな思考はいい事に違いないが、でも何となく、ちょっぴり、・・・イタイ。

先日の日記にK5TAN(id:K5TAN)からいただいたコメントをフと思う。「世の中、そんなにモテたいのは何故か?」と言うコメントを。

「Can Cam」系の若いコを対象とした雑誌ばかりではなく、”一応”オトナを購読者の対象としているらしい「LEON」も「NIKITA」も「モテ」のススメ、一億総モテましょう!運動!?を力強く提唱している。「ちょいワルおやじ」は更に「ロクデナシ」になる事を提唱し、日本人顔にミラネーゼメイクを施す事を提唱し、モテファッションやらモテ顔メイクやらモテヘアを提唱する。もうそれこそ「皆でモテればコワくないっ!」

って言うか・・・。
そもそも何でそんなにモテなきゃならないの?
ちょいワルおやじも、突発性ミラネーゼも、ナリキリエビちゃんも、一体全体「誰」にモテたいのだろう?いや、「誰」にモテなきゃ”ならない”んだろう?不特定多数の人に浅くモテるより、この人っ!って人にどっぷりとモテた方がいいと思うんだけど、私は。「誰」にモテたいのかをハッキリと認識しなけりゃ、別にモテなくてもいい人にはモテても、「この人っ!」って人にはいつ迄たってもモテない(振り向いてもらえない)んじゃないかぁ?で、それに気付かずに更なる「モテテク」に走る。そこそこモテてるから、ま、いっか〜と思う。で、更に「この人っ!」が見えなくなる・・・。

「モテテク」を駆使して、そこそこモテる事を実感出来た人はいい。でも、様々なテクを駆使しても、どうにもモテを実感出来なかった人はどうすればいいのだろう?マニュアルばかりに頼ってばかりいたら、知らず知らずのうちに「自分」を見失いかねないどころか、本当の自分を忘れてしまうかも知れない。

嗚呼・・・当に「モテのススメ」の功罪。

「モテのススメ」の数々は、或る意味「ネタ」として捉える余裕のようなモノこそが「モテとは何ぞや」を一番楽しむ方法なのかも知れない。