美味なるものは、何故こうも香しい!?のだろう

MALENA2006-05-29

キムチにギョウジャニンニクガーリックトーストに餃子。
その美味しいお味と同じくらいに、食した瞬間から口の中に”ガツン”と広がる”香り”

嗚呼、美味なるものは、何故こうも”香しい”のだろう・・・。

石垣島最後の夜。フとソーキそばが食べたくなり、母と共にメインストリートに面した沖縄料理の店に入ってみる事に。石垣島では、ソーキそばは”八重山そば”と呼ばれているようだった。

ソーキそばの他にも、私はどうしても食べてみたいモノがあったのだが、幸運にもそのお店にはソレがメニューに載っていた。ソレは「島らっきょうの塩漬け」行きの機内誌で”島らっきょうは美味しい”と書かれていたのが気になっていたので、石垣島では絶対に食べよう!と思っていたのだった。

ソーキそばとジューシー(沖縄の炊き込みご飯)ともずくとゴーヤの和え物とお漬物がセットになった「ソーキそば定食」と「島らっきょうの塩漬け」を注文する事に。どうでもいいが、どうにも食べ過ぎじゃないか・・・!?

先ず最初に「島らっきょうの塩漬け」が運ばれて来た。上には削り節がかけられていて、醤油を少々かけていただく。口に運ぶと、ピリリと辛く何とも言えない美味しさ!!!口中に島らっきょうの香りが容赦なく広がるものの、クセになりそうな美味しさなのだ。

ソーキそばはアッサリとした塩味スープで、お肉(ソーキ)は軟骨まで食べられる程柔らか。もずくの程良い酸味とゴーヤの苦味は、湿度が高い石垣島には良く合っている味覚のような気がした。正直なところ、ゴーヤは結構苦手な食べ物だったりするのだが(苦いので)石垣島の旅では残さずいただいていた私。あの独自の湿った空気と暑さには、ゴーヤの苦味は欠かす事の出来ない”スパイス”なんじゃないかと思える。あの特有の苦味が気持ちをシャキっとさせるのだ。

これもおそらくは、南国に暮らす人々の生活の知恵なのだろう。