♪う〜わわんわーん う〜ちちんちーん♪

「へんーしーんっ!とおっっ!!!」と雄叫びをあげながらソファから飛び降り、ポーズを決めて着地した弟に向かって「仮面ライダーになってないよ」と言い放ち弟を号泣させた幼少の日・・・。虚しく回転する仮面ライダーベルトが痛々しかった・・・。

週末、古本を扱うお店の前を通りかかる。フと足が止まる。
何か・・・臭う・・・。臭いが漂って来る方に視線を向けてみれば・・・。むぅぅ!!!「NIKITA」7月号を発見!!!私の足を止めたのは他でもない「NIKITA臭」だったのだ。

7月号の表紙。艶女アデージョ)と思しき女性の傍らにオレンジ色で書かれた文字を見て思わず卒倒しそうな衝動に駆られる。
「へんし〜ん!」
な、何と・・・へんし〜ん=変身の事ですかっ!!!クラクラしながらも、更に目を凝らして表紙を見てみる。「へんし〜ん!地味女(ジミータ)から艶女アデージョ)に」だ、誰か・・・た、頼むから助けてくれっ!!!「へんし〜ん!」だけでも卒倒モノだったのに、「地味女(ジミータ)」って何だよ!!!

「いや、助けを求める前に先ずは落ち着くんだ!」と自分に言い聞かせる私。でも、この場において落ち着く意味は果たしてあるのだろうか。いや、でもとにかく落ち着くんだ!

幾分落ち着きを取り戻し考えを整理整頓してみる事に。
誰しも少なからず「変身願望」のようなモノを持っていると思う。私なんか子供の頃に「メルモちゃん」がキャンディを食べたらオトナに変身するのが羨ましくて、衝動的に家にあったカンロ飴食べたもんな・・・。そう考えると地味女(ジミータ)が艶女アデージョ)に変身するなんて、ちょっぴり劇的ではないか!なんて思えて来たりしたワケで。と「NIKITA臭」にややヤラれつつある私・・・。

いや、そうじゃなくて。
何か心の奥に引っ掛かっている事がある。
艶女アデージョ)に柄美女(ガラージョ)・・・何か、遠い昔に似たような”音”を耳にしたような気がする・・・。ジョ・・・ジョ・・・あ・・・「ドロンジョ」だ!!!ヤッターマンの!!!

ヤッターマン DVD-BOX1

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そう言えば。
タイムボカンシリーズ」って「〜ジョ」の女性キャクターが多かったよなぁ・・・。
タイムボカンは「マージョ」だし、ゼンダマンは「ムージョ」オタスケマンは「アターシャ」だったからちょっとロシア風で違うけど、もしかして、「NIKITA」編集部にはタイムボカンシリーズファンがいたりするのだろうか!?加えて「へんし〜ん!」なんて言うくらいだから仮面ライダーを初めとする変身モノファンもいたりするのだろうか!?幼少期にタイムボカンシリーズ仮面ライダーを見ていたとするならば、「NIKITA」編集部には私と同世代の人が多かったりするのだろうか!?

話は「NIKITA」から逸れるが。
タイムボカンの三人衆は「マージョ、グロッキー、ワルサー」ヤッターマン
ドロンジョボヤッキー、トンズラ」ゼンダマンは「ムージョ、トボッケー、ドンジューロー」オタスケマンは「アターシャ、セコビッチ、ドワルスキー」だった。いや〜、それにしても猛烈に絶妙のネーミング!!!因みに私は「今週の悩ましポーズ」に毎週ドキドキしていたコドモだったワケですが(笑)

NIKITA」編集部は、実は変身モノとタイムボカンシリーズファンの集まりなのかも知れない・・・。