そろそろトルコの旅の事を書き始めよう

MALENA2006-09-04

地球の歩き方トルコ版は「イスタンブールとトルコの大地」と言うタイトルだ。
実際に目にしたトルコの風景は、やはり「大地」と呼ぶに相応しい。

にもかかわらず、トルコの旅から戻って約2週間近く経過していると言うのに私は未だ旅の事を書いていない。どうしてなんだろう?とフと思う。

確かに消化不良を起こして体調が頗る悪かった事や、戻った翌日から猛烈に仕事の日々だった事も理由だが、それよりも何よりも、ここ二年の間に訪れた国の中で私的に一番「衝撃度が低かった国」だった事が、なかなか旅の事を書き出せないでいた一番の理由(もしくは言い訳)だったような気がしてならない。

衝撃度・・・。
インドは”インドだから”故に衝撃的で。
チベットは山々が連なる厳しい風景や政治的背景、鳥葬なんかが衝撃的で。
イランは女性たちが纏う黒いチャドルとペルシャ文字が衝撃的で。
カンボジアは未だ国中に地雷が埋まっているのかと思うと衝撃的で。
八重山の島々は日本とは思えない空気感や風が衝撃的で。

イスタンブールは世界で唯一ヨーロッパとアジア二つの大陸にまたがっている土地なんだそうだが、私的には殆どと言っていいほど衝撃は受けず・・・。トルコ語がローマ字表記だからなのだろうか?街全体に混沌とした感じが漂っていないからなのだろうか?道路を往来する自動車の大半が欧州メーカーのものだったからなのだろうか?空港免税店の価格がユーロ表示だったからなのだろうか?

一体何から、いや、何を書こうかなぁ・・・。
ぼんやりとそう思っているだけで、写真や音たちの整理もしないまま時間だけが過ぎてしまっていたワケだが、今日ようやく写真と音たちの整理をした次第。写真にタイトルを付けたり、音たちを耳にしているうちに、旅の風景やその時々に感じた事が思い出されて来た。そろそろトルコの旅の事を書き始めよう。