羊が一匹、羊が二匹、羊が・・・

MALENA2006-09-07

先日、都内某所で「ヤマダモンゴル」を見かけて少々驚いた。
昨年あたりからジンギスカンが流行っているとは聞いていたが、繁華街でもなくどちらかと言うと地味な街にもヤマダモンゴルが進出しているとは。因みにヤマダモンゴルは札幌で人気のある?ジンギスカンのお店です。

札幌出身にもかかわらず(ところで、内地(本州)の人が思っているほど、道産子はジンギスカンを食べているワケではないと思う。私に至っては年に一回くらいしか食べないし)正直言って私は羊肉が得意ではない。厳密に言うと、ラムは取り敢えず食べられるが、マトンは臭いといい肉の硬さといい、もうどうにもダメなのだ。

トルコで最初の食事はドネルケバブだった。
ローストされ薄くスライスされた羊肉は、程良く脂が落ちている事もあり最初のうちは食が進んだものの、やがてどうにも「羊臭」が気になって来てしまう・・・。何か・・・妙〜な胸騒ぎと言うか、良からぬ前兆とでも言うか・・・。

イランの旅の時もそうだったが、イスラム圏の国の肉料理は羊肉を用いるものが多いと聞く。イランの旅の時に口にした羊肉料理は、じっくりと煮込んであったり、香辛料が羊臭を消していた事もあり食べ易かった記憶がある。で、今回のトルコだが・・・。羊肉のケバブに、羊肉のピザに、茄子の羊肉包み煮込みに、茄子の羊肉のミンチ挟み焼きに、羊肉のハンバーグに、羊肉のステーキに・・・。多分、いや間違いなくマトン・・・。

旅の後半は、羊臭を嗅いだだけで食欲が猛烈に減退する羽目に・・・。それでも、郷に入りては郷に従え!トルコの人は美味しそうに羊を食べてるし!の意気込みでアイランと言うヨーグルトドリンクと一緒に一口、二口と口に運ぶものの、三口目で早々にギブアップする回数が日に日に増えて行き・・・。比較的脂っこい料理が多かった事と便秘がちな事も手伝い、トルコ最終日には体調不良(消化不良)に陥る事となったのだった・・・。

タイの辛さ三昧や、インドの毎日三食カレー三昧の食事は嬉々として、もりもり食べていたのになぁ。旅先で食欲が減退するなんて初めてだなぁ。私も歳とったのかなぁ。異国の地で豚肉の生姜焼きが食べたいとか、つい思っちまったモンなぁ・・・。

とは言うものの、私個人が羊肉が苦手なだけであって、トルコ料理は美味しいと思う。特にパンは小麦の質がいいのだろう、もの凄く美味しかったもの!!!

パンとオリーブとチーズとヨーグルトのドレッシングをかけたサラダの朝食。これが一番美味しかったかな(笑)