それぞれに自己主張を繰り広げる匂いたち

モスク前の広場には鳩、鳩、そして鳩！
一羽が不意に飛び立つと、周りの鳩たちもつられて？一斉に飛び立つ。この光景は世界共通なんだな（笑）

トルコ初日イスタンブール。
旧市街にあるブルーモスク（スルタンアフメットジャミィ）とトプカプ宮殿を見学した後エジプシャンバザールを見学したのだが、バザール前のモスクの広場は人間よりも鳩で賑わっているような気がした。

香辛料やお菓子なんかを扱うお店が多いエジプシャンバザール。色鮮やかな香辛料がこんもりと盛られている様子は何とも美しい。そして、なんともいい香り。イランの旅の時もそうだったが、バザール独自のあの雰囲気、凄く好きだな。

バザールの外れに差し掛かったところで、妙〜な臭いが鼻を突く・・・。はて？何処かで嗅いだ事があるような・・・。臭いの原因を突き止める為、臭いの漂って来る方へ進んで行くと、そこはセキセインコを始めとするペット用の鳥ばかりを扱っている一角だった。むぅぅ、この臭い。昔実家で飼っていたセキセインコが水浴びをした直後の”もわっと篭ったような”臭いと同じだったのか。

香辛料の香り、お菓子の甘い匂い、鳥独特の臭い。
エジプシャンバザールは、それぞれの匂いがそれぞれに自己主張を繰り広げていた。

〜余談〜
トプカプ宮殿で録ったコーランを読む聖職者の声と、エジプシャンバザールの喧騒が何故か消えてしまっていた・・・。おそらく操作を誤って消してしまったんだと思う。特にコーランを読む声は気に入っていたので残念（涙）