そこは、優雅な鉄道の旅の始まり
その名称を聞くと、どうにも次には「殺人事件」と言うフレーズが浮かんでしまう・・・或る意味困ったものだ。
ヨーロッパからの鉄道が発着するスィルケジ駅のオリエント急行(ORIENT EXPRESS)専用のホームに隣接したレストラン。ちょっぴり早めの夕食のメニューはトルコ風ボロネーゼだった。上品に盛り付けられたパスタの横には、これまた上品なハンバーグが二つ添えられていた。ええ・・・勿論羊肉の・・・。
ちょっぴりソワソワしながらボロネーゼを口に運ぶ。何故なら、早くオリエント急行のホームに立ってみたかったから!だって、レストランを出た先がオリエント急行のホームなんだもの!!!
オリエント急行と聞くと、アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」を連想してしまう。と言っても読んだ事はないけれども・・・。そして次に抱くイメージは優雅な鉄道の旅。
オリエント急行についてはコチラを見ていただければ一目瞭然かと思いますhttp://www.orient-express.co.jp/
1883年にパリ東駅よりイスタンブールに向け出発したオリエント急行。現在は、ベニス・シプロン・オリエント・エクスプレスのスペシャルルートとして、パリ〜イスタンブールルートと、イスタンブール〜ベニスルートがあるんだそうだ。
ホームには列車が停まっていた。嗚呼!これがオリエント急行なのか!この線路がパリに繋がっているのかと思うと、何だか感無量。車窓からはどんな風景を目にする事が出来るのだろう。そして、どんな音たちを耳にする事が出来るのだろう。どんな時間が流れ、どんな事を想うのだろう。もう、考えただけでワクワクしてしまう。
一人の女性が小さなキャリーバックを引きながらホームを歩いて行った。私は彼女の事がちょっぴり!?羨ましかった。
今日、日本のEXPRESS新幹線に乗ったものの、東京駅を発車数分後に突然品川駅で待機状態に。何でも静岡駅で人身事故があったらしく、午前8時半に東京駅を出発したにもかかわらず、名古屋に到着したのは午後1時・・・。仕事とは言え、優雅には程遠いEXPRESS乗車になってしまった・・・。