機内食を初めて辞退する

MALENA2006-10-30

ウズベキスタン航空のオーバーブッキングの恩恵?で、ビジネスクラスでのフライトとなったイスタンブールタシケント。午後9時半、ウズベキスタン航空274便は一路タシケントに向かってトルコの地を後にした。因みに、オーバーブッキングでビジネスクラスに移った場合は、座席がゆったりシートに変更になるだけで、機内食を始めとするサービスはエコノミーと同じなんじゃないか、と思った・・・。

座席がゆったりとしていたのはいいが、隣のおじさんの強烈な体臭と、時折繰り出される”ゲップ音”が、私を微妙〜に悩ませる事となる・・・。何だか妙〜に息苦しい・・・。嗚呼、こんな事ならエコノミーで全然良かったんだけど・・・(泣)

おじさんの体臭がもう気にならなくなった(と言うか、どうでも良くなった)頃、ウズベキスタン時間午前3時過ぎ、274便はタシケントに到着する。ひんやりとした空気が何とも心地良く、何だか生き返ったような気分だった。成田行きの便は午前8時発。来た時同様約5時間弱待合ロビーで過ごす事となる。トイレで洗顔と歯磨きを終えた後は、バックパックにもたれかかり仮眠をとる事に。が、しかし、仮眠のつもりが爆睡していたらしく、不意に目蓋の奥がほのかに温かく感じて目を開ければ、窓の外は淡い涼しげな青色をした朝の空の色に変わっていた。トコロ構わず眠れる。余り良い特技ではないな・・・とつくづく思った・・・。

午前8時過ぎ、ウズベキスタン航空527便は成田に向けてタシケントを後にした。この頃からまた体調不良に見舞われる。ベルト着用サインが消えるや否や、シート3列を占領して横になる。機内食が配られた際、客室乗務員に猛烈な勢いで揺り起こされるが、身振りのみで食べない事を告げる。機内食辞退なんて初めてだな・・・。

日本時間の午後8時。527便は成田に到着する。成田迄の約8時間のフライト中7時間近くはモニターでどの辺りの上空を飛んでいるか確認する事もなく、ひたすら横になっていたような気がする・・・。

空港から一歩外に出た瞬間、もうこれ以上は水分を抱えられないくらい高湿度な空気が私を取り囲む。気持ち悪い、と思うと同時に良くも悪くも日本に帰って来たんだ、と実感した瞬間でもあった。

画像はタシケント空港。でも、多分ウズベキスタンも空港施設の写真撮影はダメだったんじゃないかと思う・・・。因みに、ウズベキスタン航空は機内での写真撮影もダメだった。世界の何処かでは、現在も何らかの緊張状態が存在しているんだ、って事をフと思った。