素朴な宝石再び

それは昨日の事だった。

名古屋駅午後１２時４５分。上司から指令が下った名古屋で言うところの「4M」の中の某百貨店の商品券を金券ショップで換金する任務よりも、お昼ごはんを食べる事よりも何よりも、私には先ず行かなくてはならないところがあった。それは名鉄百貨店のスィーツコーナー。

つばめさん（id:swallow9）がオススメして下さった中津川の「川上屋」が名鉄百貨店のスィーツコーナーに出店しているらしい。と言う事は！川上屋の栗きんとんが買える可能性大、ですよ！！！気持ちが逸り過ぎていたせいなのかも知れないけれども、名鉄百貨店って何だか造りがちょっぴりヘンな感じが・・・。地下かと思ってエスカレーターを下ると名鉄の切符売場だったり・・・。

和菓子コーナーの一角に猫の額ほどの売場ではあったが川上屋を発見。３、４人ほどの人が並んでいる先にはお目当ての栗きんとんが！一個から買い求める事が出来る事もあり、皆が皆栗きんとんを買っている。かなりの確率で有り得ない事なのだが、私の前の人が「百個下さい」なんて言いませんように！と無駄に願ってみる。

前に並んでいた御婦人は百個買わなかった（笑）ワクワクしながら栗きんとんを五個購入。手渡された袋を見ると「創業元治元年」と書かれていた。元治元年が西暦で言うと何時なのか気になり調べてみると１８６４年だった。今が２００６年だから川上屋は１４２年の歴史があるお店なのね。北海道なら百年以上の歴史があるお店は老舗と呼ばれていたけれども、内地（本州）だとどうなんだろう？元治と言う年号は元年しかなくて、翌年は年号が慶応に変わっているんだ、なんて事を考えながら川上屋の栗きんとんをいただく。一口口に運べば、ふんわりとした栗の香りと滑らかな食感が広がる。とても上品なお味。嗚呼！何て美味しいのだろう！！！嗚呼！シアワセ〜〜〜！！！今度はお取り寄せしよう！つばめさん、オススメして下さってありがとうございました！

先週からバタバタと忙しくて心が”ささくれ”状態だったけれども、美味しいモノを食したし、竹野内豊サマが走る姿やボールを蹴る姿（コレがまたステキだった！）や寂しげな眼差しが目と心の保養になって”ささくれ”状態がかなり改善された事は間違いない。心の潤いって大切なんだよな、とつくづく。