細胞に刻まれる旅の記憶

MALENA2006-12-19

那覇空港の搭乗ゲートのベンチに腰掛け私はブルーシール(沖縄のアイスクリームメーカー)の黒糖アイスを食べていた。あーぁ・・・戻りたくないなぁ・・・とぼんやりと思いながら。

今回南部の旅でお世話になったearthtripのMさん。彼女に出会わなければ、私は久高島の事や、エイサー踊りの手の動きから空手が生まれたらしい、など沖縄のいろいろな事を知る事が出来なかったと思う。いろいろな事を教えてくれた彼女には本当に感謝。Mさんは元々愛知県の出身で、インドをバックパッカーしていた事もあるんだそうで、インド話や旅話で盛り上がる。

彼女は私に何故旅に出るのかと訊く。
「うーん。上手く言えないんだけど、その国や場所、そこに呼ばれているから私は行くんだと思う」と言う何とも怪しげな解答に対し、呼ばれている、って感覚がおもしろい!と言い、互いに旅のスタンスが似ていて何だかウレシイ、と言ってくれた。

呼ばれたところに旅に出る。
その場所でいろいろなものを見、いろいろな音を聴き、いろいろな事を感じ、考え、思う。そして、たくさんの人に出会う。見たものも、聴いた音も、感じた事も、考えた事も、思った事も、出会った人も、旅の全てが私の血となり骨となる。全身の細胞が旅の記憶を深く刻み込み、その記憶が褪せる事はない。

飛行機が那覇空港を離陸した時思う。「呼ばれていること」にいつ何時も気付ける自分でいたい、と。

そんなこんなで先週末は京都に行って来た。
明日からは京都の旅の事を書いて行きたいと思っています。いつもの如くダラダラと書いて行く事になるのは間違いないので(苦笑)年をまたいで書いて行く事になるとは思いますが、目にしていただければ嬉しいです。