今日もまた会社で「けっ!」と毒を吐く

MALENA2007-01-30

「え!?と言う事は○○さんは来月いっぱい出て来ないんですか!?」と言う私の問いに対して、部下である女性社員からは「ええ・・・そうなんです・・・体調をくずしちゃったみたいで・・・」と妙〜に歯切れの悪い答えが返って来た。直感でこれ以上あれこれ訊いてはいけないワケがあるのだろうと思い話題を変える。

二週間程前に商談した時は体調が悪そうな感じは受けなかった○○さん。その時に2、3日中に重要な打ち合わせの日程を連絡すると言っていたのに一向に連絡が来ないので確認のために電話をしたら、○○さんが十日程前から出社拒否になっていた事を知る・・・。

聞くところによると、過度の精神的ストレスにより出社拒否になってしまったらしい。売場スタッフは言う「○○さんは優しすぎるからそうなっちゃったのよ」と。おそらく、○○さんは心根が優しいのに加えて責任感が強く、全ての仕事を自分一人で抱え込み、仕事に於いての責め苦の全ても抱え込んでしまっていたのだろう。心根が優しくて責任感が強い、それこそ申し分のない人柄なのにこのような目に遭うなんて・・・何だかやるせない・・・。世の中不公平じゃない?何か間違ってない?

私もどちらかと言うと仕事で強いストレスを感じる事があるが、責任感は強いものの、心根が優しくないから「けっ!」とか毒吐きまくりながら仕事する。でも、時々毒を吐く事に嫌気がさす。毒吐かなけりゃ仕事やれない会社ってどうよ!?と思う。毒吐きまくるから優しくない心根が益々優しくなくなる。これって人としてどうよ・・・。

もしもこのまま○○さんが仕事に復帰する事なく職場を離れる事になったとしたら、心に負った深い傷はそう簡単には癒えるものではないだろう。心に負った傷は身体に負った傷よりも治るのに遥かに時間がかかるものだ。フとした瞬間に、○○さんがほんの僅かでもいいから「けっ!」と毒を吐いてくれたら、と思わずにはいられない。