たくさん持っているもの:コンプレックス

小学生の頃、クラスの男子生徒にいきなり「タラコ唇〜!」と言われて泣いた事がある。今思えば笑っちゃう話なのだが(笑)その頃はお人形のような薄くて小さな唇が羨ましくて、写真に写る時はいつも唇が薄く見えるように唇をキュっと噛み締めるようにしていた。

私の髪の毛は生え際に妙〜な癖がある。そのせいで小学生の頃はとびっきりヘンな前髪をしていた。或る日クラスの女子に「前髪がラーメンみたいだ」と指摘される。日頃気にしていた痛いところを突かれただけに凹んだものの、「毛虫眉毛!」と言い放ち逆に半ベソをかかせてしまう事に・・・。

ラーメンみたいな前髪はドライヤーと言う武器を味方に克服し、タラコ唇(加えてアヒル唇)は愛嬌があると言う事にすると凄く好きになった。コンプレックスは、何とかしようと思えば何とかなるものなのだ。

帰宅してテレビをつけると「ビューティコロシアム」がやっていた。私自身容姿コンプレックスについては克服したものもあれば、未だに克服出来ないでいるものもあるので、登場する人たちの気持ちは何となく解る。自分自身いろいろとやってみた結果(中にはそうじゃなさそうな人もいるけど)どうにも行き詰ってしまったのなら、プロの手を借りるのも一つの方法だと思うし、最終的に彼女たち(でも、何で女性だけなんだろう?)の笑顔を見ると何故かホッとする。

でもその反面。
私は美容整形肯定派だけど、登場する大部分の人がダイエットとメイクテクと服のセンスを良くする事で全然解決するんじゃない?とも思うワケで。ダイエットもメイクも服を着る事も、否応なしに自分と向き合う事になるから自分の容姿に満足している人以外の人にとっては或る意味相当キツイ作業だとは思う。私の場合は、プヨプヨのお腹、二の腕、短い睫毛、苦せずとも”タコやき”が作れちゃうほっぺ、矯正しないとラーメンみたいな生え際の髪の毛、服に着られちゃわない、この服を着る自分でいる事。

全部を抜かり無くやっているかと言われると、正直出来ていない部分もある。特にお腹・・・(苦笑)なんとかしないと、ね・・・(汗)

その気があれば、なりたい自分になる事は出来る、絶対に。でも、”見てくれ”だけなりたい自分になってそこで満足しちゃダメなのだ。内面って表面に出て来るもん、絶対に。

そう考えると。
今夜は、先ずは自分のお腹と向き合う事を避けがちな自分と向き合わないといけないな・・・(苦笑)