高山発多治見経由名古屋行き2940円也

MALENA2007-02-27

このところ多い時では週2ペースで新幹線に乗っている。勿論、悲しいかな仕事で。私の中ではすっかり仕事の為の乗り物となりつつある新幹線・・・。

高山駅の「みどりの窓口」のおじさんは言う「あー、42分のは指定席満席だよ。今日は朝から混んでるから自由席も座れないかもねぇ」と。「あ、いや、特急じゃなくて普通列車で名古屋迄行くんですけど・・・」と言う私におじさんはほんの一瞬”ぽかーん”とした様子だった。

ちょっぴり訝しげなおじさんをよそに「多治見経由で名古屋迄の切符下さい」と言う。高山から多治見経由で名古屋迄は2940円。もう一つのルートとして岐阜経由で名古屋に行く方法があり、こちらの方が10分程早く到着するのだが、仕事で降り立つ事の多い岐阜駅よりは未だ降り立った事のない多治見駅の方が良かったのと、料金も多治見経由の方が300円程安かったりする。って、いい大人が300円ケチるのも如何なものかと思わなくもないが・・・(笑)

特急に乗れば2時間半弱で名古屋に着くが、ローカル線を乗り継げば14時48分に高山を出発して名古屋に到着するのは18時30分。たった!?1時間半程の差ならローカル線に乗った方が絶対に楽しい筈!!!

改札の若い駅員さんに「特急券はお持ちですか?」(高山駅は自動改札ではなかった。そこがまたいい感じ)と訊ねられたものの、「いや、普通列車に乗るんで」と言うと「地下道を渡って3番ホームです」と言ってくれた。フと見れば1番ホームは特急列車を待つ人で溢れていた。

3番ホームには既に美濃太田行きの列車が停まっていた。当然!?の事ながらホームはガラガラ、そして列車内もガラガラ(笑)美濃太田行きの列車は、座席が鮮やかな青色のビロードのような生地で、直角で(当然リクライニングはない)向かい合わせになっていて、天井には手動式の扇風機が備え付けられている何とも懐かしい、いや懐かしすぎる列車だった。昔は確か窓の下のところに可動式の小さな食べ物置き場?があったんだよな。不二家ネクターとか冷凍ミカン(懐)とか明治のストロベリーチョコとか置いて田舎の祖父母の家に行ったりしたもんなぁ。

懐かし過ぎる列車の中で暫し郷愁に駆られる自分がいた。