それは「正しい接頭語」らしい

エスカレーターに乗った瞬間我に帰る。そうだった・・・立つ時は「右」ね。ここは大阪だから。

日帰りで大阪に行って来た。
新大阪のホームに降り立った瞬間、東京とは全く違う空気を感じる。何と言ったらいいのだろう。日本の街ではなくアジアの街に漂う空気感、とでも言うか。大阪は紛れも無く日本なのに、凄く不思議。

この空気感、東京は勿論の事名古屋でも京都でも感じた事がない。大阪独自の空気。

少し前に、テレビで「県民性スペシャル」(だったと記憶している)と言う番組がやっていた。”焼きそばにミートソースがかかっている新潟県”とか”漬物をソテーする岐阜県”とか”明々後日を「ささって」”と言う三重県など、へぇぇ〜!と思う事が紹介される中、私的に猛烈に興味をそそられたのが、大阪の人たちが就寝前に必ず!?言うらしいフレーズだった。

それは「屁でもこいて寝よ」「屁でもこいてもう寝なさい」

な、何ぃ!?何ぃーっ!!何で「屁」を「こいて」なの!?何でまた「屁」なの!?何か、猛烈に面白い!ツボなんだけど!!!(笑)

大阪出身のゲストは皆が皆、「あー、言う言う」と言っている!本当に皆も言うのかぁ!?猛烈に気になったので、翌日大阪在住の友人(いや、むしろ人生の先輩か)に問い合わせたところ、久し振りにメールが来たかと思えば「屁」の話しかよ!(笑)と言いつつも、実際友人も言うんだそうで「屁でもこいて」は大阪では”正しい接頭語”なんだそうで。

「正しい接頭語」の事が更に気になったので、会社の大阪勤務のバリバリ大阪弁のおじさんにも訊いてみたところ、「屁でもこいて寝よ」はつまり「何もする事がないからもう寝よ」と言う事なんだそうだ。でも何でまた「屁」なのかと更に訊ねたところ「屁は自分で出来る事だから」で「だからと言って別段屁をしなくても寝てもいい」との事だったが・・・。

むぅぅ。
カワイイ女の子も、カッコイイ男の子も皆寝る前に言うのだろうか。
お、面白いぞ!!!なんて考えながら地下鉄を降りて歩いていたら出口を間違えやや遠回りして会社に行く事になってしまったようで・・・(笑)