飛行時間23分の空の旅

MALENA2007-05-17

午前10時一寸過ぎ。石垣空港のレストラン。
バターが溶けたトーストに「黒糖シロップ」をかけて食べる。
バターの塩加減×黒糖のコクのある甘さ、思っていた以上にイイ感じ。美味しい。

レストランの窓から見る空は、キッパリとした青さは無くどこかぼんやりとした青さだった。

午前11時20分。与那国島行きの飛行機が石垣島を発つ。
離島行きの飛行機=YS-11みたいなプロペラ機だと勝手に想像していたんだけれども、与那国島行きの飛行機、な、何とジェット機なんですよっ!!どうやら早朝羽田を発って石垣島迄飛んで来た飛行機がそのまま与那国島迄飛ぶらしい。

与那国島迄の飛行時間は、たったの30分(実飛行時間は、何と23分!因みにフェリーだと石垣→与那国間は4時間半かかるらしい。でも、時間があればフェリー旅がしたいなぁ、絶対に)石垣島を発って、嗚呼〜珊瑚礁の海ってエメラルド色でキレイだな〜!嗚呼〜もう早西表島なんだ!なんて思っていたら与那国島が現れ、それこそアッと言う間に着陸。水平飛行していた時間なんか5分も無かったんじゃないだろうか。離発着の時は全ての電子機器の電源は切らなければダメだから、空の写真しか撮れなっかたワケで。

タラップを降り、与那国島の土(実際は滑走路のアスファルトだけど)を踏んだ瞬間深呼吸してみる。暖かい風が心地良い。石垣島よりも更に空気中の”南国濃度”が濃いような気がした。

その土地に降り立った瞬間、そこに在る空気感や吹く風や空の感じでその土地が好きかそうじゃないか判る。

一瞬にしてこの土地が好きになった私は、少し靄のかかったような空を見上げながら到着口に向かって歩いていた。振り返ると滑走路の向こうには青い海がどこまでも広がっていた。