嗚呼！幻の「やしがにそば」

メニューを見て愕然とする。んあ〜！？「売り切れ」ですか・・・。ソレを食べる為のこのお店に来たのに・・・。

旅の前、与那国島の事を調べていたら与那国島には「やしがにそば」なる食べ物が在る事を知る。何でもスープはやしがに”だけ”でつくられていて、その味はやしがにのミソのほろ苦さが絶妙なんだそうだ。へぇ、ちょっと食べてみたいかも、と心のどこかで思っていた私は、その「やしがにそば」が食べられると言う「国境（くに）」と言うお店に足を運んでみる事に。

てくてくと歩いて正午一寸過ぎにお店に到着。人気店なのか私の後にも次から次へとお客さんがやって来て店内はほぼ満席に。

さてと。「やしがにそば」でも頼もうかな〜！とメニューを見れば。
な、何と「やしがにそば」の文字の横には赤字で無情にも「売り切れ」の文字が・・・。仕方ないので豆腐チャンプルー定食を頼む事に。運ばれて来た豆腐チャンプルーは、チャンプルー定番の「SPAM」ではなくて「ハッシュドコンビーフ（コンビーフとポテトの缶詰）」が使われていてちょっと不思議な感じだった。

与那国島では「こみね旅館」と言うところに泊まったのだが、ここはクチコミで「食事がおいしい」と評判だったのと、与那国島には食事が出来るお店が少なさそう（実際、予約や貸切が入ってしまうと食事が出来ない事もあるらしい）なので泊まる事に決めてみた次第。

一日目の夕食。カジキマグロと白身のお刺身に、鶏肉の煮たものに、ゴーヤチャンプルーに小鉢が数種類。凄いボリューム！クチコミ通り美味しかった。基本的にマグロのお刺身は食べられないんだけれども、カジキマグロは赤身ではないので食べられた（笑）

それにしても。
「やしがにそば」ってどんな味なんだろう。そう言えば、コトー先生はドラマの中でよく「やしがにラーメン」って名前のカップラーメン食べていたっけ。気になったので、徒歩５分ほどのところにあるスーパーに行ってみる事に。・・・沖縄そばやとんこつラーメンのカップラーメンはあるものの、「やしがにラーメン」の姿は無く・・・。ドラマ用だったのかもな・・・。仕方ないので、ブルーシールのアイスを買って帰る。

アイスを食べながら見上げた夜の空。昼間も快晴ではなかったせいなか、空に星は見えなかった。

〜追記〜
本日より「ケロログ」に与那国島の旅の音を載せています。
ボイスレコーダーからパソコンに音を転送して、改めて音たちを耳にして驚愕しました。理由は、ものの見事に風の音しか記録されていなかったから！（笑）訪れた場所場所で撮った音が、どれも皆同じ音に聴こえる！！！（笑）改めて与那国島は風の島だったんだな、と思いました。