赤福本店で「盆」をいただく

MALENA2007-08-05

実家に住んでいた頃、と或る百貨店の「全国うまいもの大会(と言うタイトルだったと記憶している)」と言う催しに毎回張り切って出掛ける母の目的は「赤福」だった。

何でも赤福はこの催しの為に特別に空輸される限定品で、購入数も一人2個迄となっている事から大変な人気で、毎回あっと言う間に完売してしまうんだそうだ。

伊勢神宮内宮近くの「おはらい町」にある赤福本店で「盆」(赤福3個とお茶のセット)をいただく。

赤福の創業は江戸中期宝永四年で300年の歴史があるんだそうだ。心地良い風が通り抜ける古民家風で趣のある畳の間でいただく出来立ての赤福は、上品なんだけどもどこか素朴で親しみやすい甘さ。この親しみやすさこそが江戸の昔から多くの人々を惹きつけて止まない最たる理由なのかも知れないな、とパクっと一口で赤福を食べながら思う。嗚呼ヤダ、上品さの欠片もないな、自分・・・(笑)

「おはらい町」の一角にある「おかげ横丁」ではスティック状のきゅうりの漬物をいただく。猛暑と呼ぶに相応しいような日だったので、きゅうりのみずみずしさが涼感を誘う。

お昼は「伊勢うどんと手こねずし」のセットをいただく。どちらもこの地方ならではのお料理なんだそうだ。個人的には讃岐うどんのようなコシのあるうどんが好みだが、ひたすら柔らかい伊勢うどんもアリなのかも、と思う。手こねずしは鮪が醤油漬だったので何とか!?食べる事が出来た。

昼食はバスツアーに含まれていて、幾つかのお店の中から好きなお店が選べるシステムだった。昼食の他にも神代餅本舗でお餅とお茶のセットがいただけたり、バスの乗車券が付いていたりなど、結構オトクなバスツアーだったかも知れない。