元暴走族、今妄想族

「ポジティブシンキング」も度が過ぎると「ただの”妄想族”」になるに違いない、と思ってしまった多忙週(今週は年に数回やって来る多忙週だった)最終日・・・。

部内の数人で他愛の無い会話をしていたら、開放感!?からなのか、然程会話に入っていなかった男性社員が彼女(らしい)の写メを頼みもしないのに見せてくれたのだが・・・。

実はこの男性社員には「妄想彼女もしくは脳内彼女疑惑」がかかっている。
誕生日やクリスマスイブやバレンタインデーや花火なんかの年間イベントを二人で過ごすのが「付き合っている」条件とは言い切れないと思うが、これらのイベント「全て」を二人で「過ごさない」のは「付き合っていない」条件と言い切れるんじゃないか・・・!?

因みにこの疑惑の男性社員、彼女とは5年付き合っているんだそうだが・・・。男性社員の話を聞いていると・・・。

お互いの誕生日→彼女の仕事が忙しいから会っていない。
クリスマスイブ→彼女が仕事だったから会っていないが、数日前にプレゼントは渡した(が、男性社員は彼女からはもらっていない)
その他イベント的要素のある日も彼女の仕事が忙しいと言う理由で会ってなく、年末年始やお盆休みは彼女が帰省するんで会わないそうだが、月に一度くらい食事に出かけたりはするらしい。

むぅぅ。
いくら仕事が忙しいからと言っても24時間働いているワケじゃあるまいし。どれか一つのイベントくらいは何とかなるんじゃないか?彼女にとって男性社員の存在が”彼”なら、彼と過ごせる時間が10分だったとしてもなんとか捻出すると思うし。普段忙しくて会えないなら、年末年始やお盆休みは一日でいいからゆっくりと彼と過ごせる日を作るんじゃないか?

付き合って5年になるのに男性社員は苗字に”さん付け”で呼ばれていて、食事代も全て男性社員持ち。一人暮らしの彼女の部屋には「狭いしオウムがいるし、夜バイトしてるし」と言う理由で足を踏み入れた事はないんだそうで。

つーか、コレって・・・。フツーに「知り合い」とか「友達」の範疇だと思うんだが・・・。

彼なら”さん付け”するなら苗字じゃなくて名前だろうし、食事も毎回全部払ってはもらわないんじゃないか?割り勘の時もあれば、今日は私が、とか次の店は私ね、とか。彼だからこそフィフティ・フィフティって思うと思うんだけど・・・。部屋が狭くて、動物を飼っていて、夜バイトしていても、彼なら別に部屋に呼べるじゃん・・・。

毒吐いてみるけど。
彼女にはちゃんと本命の彼がいるのだ。
彼女にとって男性社員は別に彼じゃないから、特別な日やイベント日に会う必要もなければ、部屋に呼ぶ必要もない。だから食事が終ればハイさよなら〜またね〜!でいいのだ。

男性社員、44歳にもなって何でそれに気付かないのだろう。
以前、そんな男性社員に部署の宴会の席で女性社員たちが「ソレってさー、彼女じゃなくて女友達じゃないの」と言ったところ、男性社員は女友達説をまるで”初めて耳にする外国語”のような感じで聞いていたようだった。

ほとんど会ってもらえなくても、貢いでばかりでも、部屋に入れてもらえなくても、それは彼女は忙しいから、とポジティブに捉えている男性社員。ポジティブなのは基本的に良い事だとは思うが、ポジティブさ加減も向かう方向によっては妄想族になり兼ねないワケで・・・。

44歳の男性社員、何でも昔は暴走族紛いの事をしていたんだそうだが、(個人的に”昔は族やっててさー”とか言うオッサンが嫌だ。以前、そんな事を言った上司に”ソレって何か意味あるんですか”と冷酷に言い放った事がある・・・)20数年の月日が流れても男性社員は族で在り続けたワケか、「妄想族」と言う形で・・・。