リアル厄年42歳年齢詐称男
それは二ヶ月ほど前の事だった。
隣の席の男性社員(二児の父)が周りをやや気にしながら小声で話しかけて来た。「あの、良かったらコレ読んでみて下さい」と。
二児の父は何故か表紙を下に向けながら「ブックオフの百円コーナーで買ったんでけど、良かったら感想も聞かせて下さい」と言いながら一冊の本を私に手渡す。チラリと表紙を見れば、何やら”サエない男”の文字が。あれ!?そう言えば前に「サエない女は犯罪である」とか言うタイトルの本読んだ事あったよな・・・。
二児の父が貸してくれたのは「フツーのはずなのに、どこかサエない男たち」と言う本だった。
- 作者: 笠原真澄
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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「ウンチク男」に「自慢男」に「常にあやまる男」などなど、げっ!こう言う人いる!いる!と思わずヒザを叩き”まくって”しまうくらいサエない男たちが次々登場して来るのだが、読み進めるうちに部署内のと或る男性社員(44歳妄想族とはまた別)の顔が思い浮かぶ・・・。この男性社員私的には「相当サエない男」なのだが、この本にはこのタイプは登場して来ないのか・・・。
この男性社員、なにがサエないって「意味、意図不明の年齢詐称」をする事に尽きる。
ウチの会社は個々人で旅行会社にFAXで電車や飛行機のチケットを予約するのだが、この男性社員現在「リアル厄年(42歳)」なのに毎度毎度必ず年齢欄には「36歳」と書いているのだ。しかも、コレは何も今に始まった事ではないらしく、30歳を過ぎた頃からずっと年齢をマイナス6才サバ読みしているらしい。なので、律儀にも年齢欄は毎年1才ずつ増えてはいるんだそうだが・・・。
つーか。何でサバ読み!?何で6才!?何で年齢詐称!?
もう、全く以って意味不明、意図不明。サバ読みからしてそうだが、加えて”6才”ってところが”小者臭”大放出!でハッキリ言ってキモチワルイんですが。
毒吐いてみるけど。
「マイナス6才年齢サバ読みしたところで、あなたの人生に劇的な変化は訪れませんから」
若く見られたいのか?若い女の子にモテたいのか?若い女の子と付き合いたいのか?でも、その割りには言動がどうにもオッサン臭い男性社員。そんなんだかから、マイナス6才年齢サバ読みしたところでモテないものはモテないワケで。
「どーでもいいような年齢詐称をする男」もサエない男リストに是非とも加えてもらいたいものだ。
因みに、この男性社員には「妄想・脳内彼女疑惑」がかかっている・・・。
44歳妄想族と言い、同じ部署に傾向の似たサエない40代男性社員が二人もって・・・。